[[お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ]]

**姫君 [#b798de0e]

1086年

&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ゲプハルト.png);うーん、むにゃむにゃ…

(ゲプハルトの夢の中)

&ref(ルードヴィク(暗).png);ゲプパルトよ…愛しの息子よ…
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ゲプハルト.png);父さん…?
&ref(ルードヴィク(暗).png);お前に縁談がある。お前にぴったりの素晴らしい花嫁がいるんだ…
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ゲプハルト.png);なんだよ、''クレメンティアの事かい?''
&ref(ルードヴィク(暗).png);いや、''そんな分かりきった事は、改めて言うまでもない。''そうではなく…別の話だよ。
&ref(ルードヴィク(暗).png);デンマーク王家にトーラという娘がいる。彼女と婚姻を結ぶんだ。
&ref(ルードヴィク(暗).png);いいかい。それじゃあな、達者でやるんだよ…

&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ゲプハルト.png);…はっ!夢か…
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ゲプハルト.png);デンマーク王家って言ってたっけ。確かに立派な家柄だけど、クレメンティア以上の女性なんている訳がないじゃないか。
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ゲプハルト.png);まあ、一応調べてみよう。…って
#ref(3-1.png,around)
デンマーク王ハラルドの子供達
#img(,clear)
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ゲプハルト.png);そういう事か…
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのに/クレメンティア.png);デンマーク王ハラルドは45歳と高齢、次男トルゲールは私生児です。
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのに/クレメンティア.png);デンマークは準サリカ長子法ですので、7歳の長男フェルッチオ((イタリアっぽい名前なのは、母カロラのイタリア文化を受け継いでいる為。))が亡くなれば、トーラ姫の男児が未来のデンマーク王となりましょう。
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ゲプハルト.png);しかし…
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのに/クレメンティア.png);フェルッチオは封臣のボーンホルム伯爵家に留学中です。((子供が領主になっているとまず暗殺出来ない。さらに女子が領主だと婚姻も出来ない。以前に狙っていたハンガリーはこの鉄壁の二重ガードで諦めた。))その、必要とあらば…
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ゲプハルト.png);いや、所詮元より血塗られた道だ。今更、義理の甥を手にかけるのを躊躇して善人ぶったりはしないよ。
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ゲプハルト.png);それよりも、僕が心配しているのは…クレメンティア、君の気持ちだ。
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのに/クレメンティア.png);お兄様…
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのに/クレメンティア.png);ありがとう。でも、私はいいんです。お兄様は、チューリンゲンの事を考えて下さい。
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのに/クレメンティア.png);私は愛人でも…いえ、恋人でさえなくてもいい。お兄様の傍にいられさえすれば、私はそれで…
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ゲプハルト.png);クレメンティア…
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ゲプハルト.png);…分かった。デンマークに使者を出してくれ!
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのに/クレメンティア.png);はいっ…!

この結婚の交渉を行ったのもクレメンティア自身(宰相)と考えると、胸中察するに余りある。

~
・・・そして。

&ref(トーラ.png);ケホ、ケホ…なによ。あたしを貰おうだなんて、物好きが居たものね…
#ref(3-2.png)
デンマーク王女トーラ・クニィトリンク。16歳、特質は執念深い/勇敢/''COLOR(red){肺炎}''/宮廷教育/敵対的。まさに薄幸の姫君と呼ぶに相応しい。

&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ゲプハルト.png);''病気だけど愛さえあれば関係ないよねっ!''トーラ、君と結婚したい!
&ref(トーラ.png);へ、へぇ…///
&ref(トーラ.png);まぁいいわ。あたしのこと、大事にしなさいよねっ♥
#ref(3-3.png)
&ref(エジル.png);ボーンホルム伯 エジル)王よ、私は賛成しかねます。チューリンゲン公は危険な人物です。((この時点でチューリンゲンのBBRは世界一。))
&ref(ハラルド.png);デンマーク王 ハラルド)そうか?娘は病弱だ、貰ってくれるだけでも感謝しなければ。
&ref(エジル.png);…では、御意のままに。
&ref(エジル.png);(チューリンゲン公、デンマークにとって災いにならなければいいが…)

**血の対価 [#i9e4b0be]

1087年

&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ゲプハルト.png);ポメラニアに宣戦を布告するぞ!
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/エルンスト.png);戦力ではこちらが上。時間はかかれど勝利できるでしょう。
#ref(4-1.png)

この戦争中に、ゲプハルトとトーラの間に息子ディトリヒが誕生した。

&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ゲプハルト.png);よし…機は熟した。何の罪も無い子供だが、これもチューリンゲンの為だ、許せ!
#ref(4-2.png)
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのに/メヒティルト.png);ごめんアニキ、ばれちゃった…
&ref(エジル.png);何ということだ…私の危惧していた通りになってしまった…
&ref(エジル.png);(ゲプハルトの奴を殺してやりたいが…きっとトーラ様が悲しまれる)
&ref(エジル.png);この事実は私が墓まで持っていこう。((実際には威信と信仰が下がるので世界中に知れ渡っているのだろうが、それでチューリンゲンがデンマーク側からお咎めなしなのはおかしいと思った為、このように脳内補完した。))しかし、奴め、覚えていろよ…

~
&ref(トーラ.png);そんな…フェルッチオが…
&ref(ウルリヒ.png);廷臣 ウルリヒ)こんな時にゲプハルト公はどこへ?
&ref(トーラ.png);…知らないわよ。どうせあの女の所でしょ?
&ref(ウルリヒ.png);トーラさん、僕が…
#ref(4-3.png)

このウルリヒは元オーストリア公レオポルトの長男で18歳、オーストリア公の請求権を有し''盲目''持ち。
さながら不遇の貴公子といった風で、病気の姫君との不倫、非常にありそうな話だと思う。

&ref(ウルリヒ.png);はぁ…トーラさん。目の見えない僕にも、あなたの美しさは伝わってくるようだ。
&ref(ウルリヒ.png);ゲプハルトめ、あんな可愛いお嫁さんがいながら''妹といちゃいちゃ''しているとは、何て奴なんだ!…ん?
&ref(メヒティルト(暗).png);そこまでだよ…
&ref(ウルリヒ.png);だ、誰だっ!
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのに/メヒティルト.png);死んでもらうよ、オーストリア公さんっ!
#ref(4-4.png)
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ゲプハルト.png);調子に乗りすぎたな、ウルリヒ!''僕が妹しか愛していないと思ったら大間違いだぞ!''
&ref(二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのいち/ユッテ.png);(でも元はといえば貴方が悪いでしょ!)

[[→「そのよん」へ進む>二代目ゲプハルトお兄ちゃん そのよん]]

TIME:"2012-11-29 (木) 17:41:19"

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