[[お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ]] **新たなる出発 [#hc2e822c] 1072年~ &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);弟ベリンゲル、妹アデルハイデが成人したよ。 &ref(ベリンゲル.png);「博識の戦術家」になったよ。軍事16! &ref(アデルハイデ.png);私はまだ教育が終わってないけど、これから頑張るよっ。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);そしてこれが新しい宮廷メンバーだよ。先の元帥エレンフリート、母セシリー、教区長アドルフは寿命で亡くなっている。 #ref(5-1.png) &ref(ベリンゲル.png);それでね、兄さん…僕は''アデルハイデと結婚したい!'' &ref(アデルハイデ.png);兄妹だけど、好きなんだもんっ!ね、許してくれる? この二人は友人(ゲーム中では宮廷内の男女だと大抵恋愛関係扱い)になっていた。~ &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);勿論だとも、''兄妹でも愛さえあれば関係ない''事は僕とウタが証明しているよ! #ref(5-2.png) &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ユッテ.png);もうやだこの一族。 ~ &ref(ゲルベルガ.png);チューリンゲン公さん、私と同盟して下さらない? #ref(5-3.png) &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);サヴォイアか…遠すぎる気もするけど、遠交近攻とも言うしね。よし、承諾しよう。 &ref(ゲルベルガ.png);ありがと~。それじゃ、よろしくねぇ~♪ 邪魔にはならなさそうだし''何か可愛い''のでOKしたが、結局その後サヴォイアとは一度も共闘する事はなかった。流石に遠すぎた。 **戦火 [#ib0347dd] &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);さて、同盟者も出来たことだし、メクレンブルクに宣戦布告する! &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);メクレンブルクは隣のリューベックとの戦争で消耗してるし、今ならやれるよ! #ref(6-1.png) &ref(ベリンゲル.png);ヴォレガストを占領したぞ! &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);離島のリューゲン以外は既にリューベックが占領している。ヴォレガストを取って講和するよ。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ウタ.png);リューベックはその後メクレンブルクだけ取って講和したみたいだね。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);リューベックは甘いな、戦争で容赦する事なんてないのに… &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);いずれにせよ。メクレンブルク、この決着は必ず付けるぞ! &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ウタ.png);… ~ &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ウタ.png);お兄ちゃん、何か変わっちゃったな…最近は戦争ばっかりで、全然構ってくれないし… &ref(元帥コンラト.png);軍団長 コンラト)ウタ様…私が貴方の傍におりましょう。 #ref(6-2.png) &ref(コンスタンツェ.png);密偵頭 コンスタンツェ)ルードヴィク様。実は、ウタ様が… &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);そんな…!ウタ…どうして…あんなにお兄ちゃんを慕っててくれたのに… &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);僕が、僕が悪いのか…? &ref(謎のお姉さん.png);謎のお姉さん)あらら、妹さんと上手くいってないみたいねぇ。 &ref(謎のお姉さん.png);それじゃ~、私と遊んでみない? &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);''ムフフフ!'' #ref(6-3.png) &ref(謎のお姉さん.png);良かったわよ、じゃあね~♪ &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);…つい流されてしまった… &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);しかし、あの人は誰だったんだろう?身分の高い女性だったみたいだけど… ~ 1078年~ &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);''メクレンブルクに再度宣戦を布告する!'' &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ユッテ.png);停戦条約を結んでいますが… &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);関係あるか!奴らとは決着を付けなければいけないんだ! &ref(ベリンゲル.png);兄さん… &ref(ベリンゲル.png);(気の進まない戦いだ。こんな戦争に何の大義があるというんだ) チューリンゲンは順調に進撃し、ヴェルレ・ロストックを占領した。しかし、ここで事件が起こる。~ &ref(ベリンゲル.png);大変だ兄さん!''メクレンブルクがカトリックに改宗した!'' &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);''!?'' &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ユッテ.png);なんと…異教徒でなければ、土地を占領しても請求権が取れません。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);すると、奴らに要求できるものは? &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ユッテ.png);ヴォレガストの請求権を放棄させる事と、後は賠償金ぐらいしか… &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);それだけ…?そんな…こんなことって…たったそれだけの為に、兵士達が… &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);僕達は一体何の為に戦っていたんだ…? #ref(6-4.png) &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);なら…僕は''メクレンブルク公爵位を要求する!'' &ref(ベリンゲル.png);兄さん…もうついていけないよ。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);なに!? &ref(ベリンゲル.png);こんな戦いは、もう止めにしよう。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);それは…出来ない。ここで止めたら、それこそ死んでいった兵士達が浮かばれない。 &ref(ベリンゲル.png);そうか。じゃあ…お別れだね。 #ref(6-5.png,around) ((SSはセーブデータから再現しているが、プレイ時に移った先はブレーメン。)) #img(,clear) &ref(ベリンゲル.png);最後の義務は果たすけど…この戦いが終わったら、俺はチューリンゲンを去らせてもらうよ。((実際にはベリンゲルは特質的にルードヴィクと相性が合わず、忠誠度が下がり続けた結果のイベントだった。)) &ref(アデルハイデ.png);ごめんね、私もベリンゲルお兄ちゃんについていくね。 この戦いでチューリンゲンはメクレンブルク公爵位を得た。しかし、失ったものは余りに大きかった。~ &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);ベリンゲル…アデルハイデ… ~ そして・・・~ #ref(6-6.png) &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);またか… &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);もう限界だ!ウタ、君には修道院に行ってもらう! &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ウタ.png);…分かった。言い訳はしないよ。確かに、私の心がお兄ちゃんから離れてたのは事実。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ウタ.png);だって、私が好きだったのは、昔の優しかったお兄ちゃんなんだもの… &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);!! &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ウタ.png);最初の戦争で、お兄ちゃんは変わっちゃった…私、お兄ちゃんがどんどん遠くに行っちゃうみたいで、寂しかったな。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ウタ.png);でも、だからって浮気をしていいって事にはならないよね。ごめんね、私、いいお嫁さんにはなれなかったね。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);ウタ…僕達、もう一度やり直す事は出来ないのかな。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ウタ.png);私もそうできたらなって思う。でも、時は二度と戻らないんだよ。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ウタ.png);さよなら、お兄ちゃん。本当に…大好きだったよ。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);ウタ…ううう…うああああ!! **晩年 [#udcd30ab] 弟と妹との離別の後、ルードヴィクは人と話さず、一人自室に篭る事が多くなった・・・~ &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ユッテ.png);ルードヴィク様…おいたわしい。 &ref(コンスタンツェ.png);ここはひとつ、後妻を迎えてはいかがでしょう? &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);そうか…それもいいかもしれない。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);しかし僕自身37歳ともう年だ、子供はあまり期待できそうにない。継承は考えず、能力的に優秀な人に来てもらう方向でいこう。 &ref(コンスタンツェ.png);では、そのように。…この方などどうでしょう。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);ガリシア公爵家のマリアさん?イベリアとは随分遠いな。まあいいや、行ってみよう。 #ref(7-1.png) さほど優秀でもない気もするがこの時点では最良だった。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);…って、未亡人さんなのな。((作者は国勢台帳を見て適当に決めたため、結婚が決まるまで気付いていなかった。)) さらにマリアはガリシア公にとっても後妻であった。何か苦労してそうな人である。~ &ref(マリア.png);ええの?うち、連れ子までおるんやけど… ''イベリアはドイツから見て西なので関西弁''にした。安直すぎる発想である。~ &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ユッテ.png);実際は関西弁どころか言語自体違うはずなんですけどね。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);構わないさ、''言葉の壁なんて愛さえあれば関係ないよねっ!'' &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);ガリシア公の代わりだっていい、君と一緒にいたいんだ! &ref(マリア.png);…分かったわ、ええよ。こちらこそ、ウタさんの代わりでもええ、あなたの傍にいさせてな。 #ref(7-2.png) で・・・~ &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);''愛による結びつきだ!'' &ref(マリア.png);いややわぁ、あなた♥ #ref(7-3.png) 傷を舐めあうように寄り添った二人のこの恋が、晩年のルードヴィクをどれだけ癒したかは想像に難くない。 ~ ところが・・・~ &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);またあそこからの使者か。参戦依頼なら断って帰ってもらってくれ。…何、違う? &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);え、あの時の子供?…''まさか!'' #ref(7-4.png,around) 不義の子フリードリヒ #img(,clear) &ref(マリア.png);ちょっと、どういうこと!? &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);いや、それは、その…ゴニョゴニョ &ref(マリア.png);はぁ…まぁええわ。時期的に前の奥さんの時やろうしな。 &ref(マリア.png);でも、二度とこんな事したら許さへんで? &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);ホントすみませんでした。 &ref(謎のお姉さん.png);一度も参戦してくれないから、文句の一つも言いに行ったのだけれど… &ref(謎のお姉さん.png);チューリンゲン公、よく見たら中々いい男じゃない。 &ref(ゲルベルガ.png);ちょっと惚れちゃったわぁ。ま、後はよろしくねぇ~♪((ゲーム中では私生児の母親は不明なので、この流れは全て作者の脳内補完です。でもゲルベルガはルードヴィクの2歳上と近いし独身なのでアリかと思って…)) そして・・・~ &ref(子供男.png);ルードヴィクの長男 ゲプハルト)クレメンティア、好きだ! &ref(子供女.png);同じく長女 クレメンティア)お兄様♥ #ref(7-5.png) この親にしてこの子ありである。 このような事がありつつも、チューリンゲンはつかの間の平和を謳歌していた。 しかし。戦争と心労に蝕まれたルードヴィクの最期は近付いていた――― ~ 1082年~ ルードヴィクは妻と臣下の見守る中、死の床に臥せっていた。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ユッテ.png);&ref(コンスタンツェ.png);ルードヴィク様… &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);うう…もう助かりそうにないな… &ref(マリア.png);そんな…あなた、しっかりしてっ! &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);…僕は…間違っていたんだろうか。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);確かにチューリンゲンは大きくなった。でも、本当はそんなの必要なかったんだ。 &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);小さな領土のままでもいい。ウタ、ベリンゲル、アデルハイデ。昔みたいに兄弟4人で一緒に笑って過ごせれば、それで… &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);運命の歯車が少し…ほんの少し違うだけでも、こんな結末にならずに済んだかも知れなかったのに… &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);…でも、ウタが言ってた通り、時は二度と戻らないんだね。 &ref(マリア.png);… &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);マリア…子供達を…頼んだよ… &ref(マリア.png);あなた… &ref(一代目ルードヴィクお兄ちゃん そのいち/ルードヴィク.png);手を握っていてくれ…最後に…君に会えてよかった、それだけが…幸せだ… #ref(7-6.png) チューリンゲン公ルードヴィク、40歳でこの世を去った。 その死に顔はしかし、安らかだったという―― TIME:"2012-11-25 (日) 07:01:35"