[[パレオロゴス家>プレイレポ/パレオロゴス家]] [[コンスタンティノス11世が語る 2>プレイレポ/パレオロゴス家/コンスタンティノス11世が語る 2]] *コンスタンティノス11世が語る 3 [#sd1f9dc1] #ref(konstantionos2.jpg,nolink) 1435年のコンスタンティノス さまざまな心労が彼の自信をぐらつかせている 家族について、少し。 僕は二人の息子を宮廷で躾けている。 #ref(etiquette.jpg,nolink) 第一皇子アレクシオス・パレオロゴス アレクシオスの穏やかな性格は人々を和ませる。 コペル家のブレニド少年とは特に仲がよく、 コペル家のビュレンド少年とは特に仲がよく、 遊牧民の生活流儀なんかを教わったりしているようだ。 #ref(gabrielgrowup.jpg,nolink) 第二皇子ガブリエル・パレオロゴス ガブリエルはやんちゃで、すでにガキ大将の風格がある。 将来が楽しみですと武官たちは口をそろえる。 #ref(wifeandyoungcourtier.jpg,nolink) たびかさなる皇妃の不倫 妃ヨアンナについては……。 僕は皇子たちの前では事を荒立てないようにしたい。 いくら放埒でも、子供にとってはたった一人の母親なんだ。 #ref(children.jpg,nolink) ここにはコペル家とバサラブ家の子供たちもいて、 毎日とてもにぎやかだ。 彼らの教育を命じられた老廷臣たちは ひいひい言いながら宮殿を走り回っている。 子供たちを眺めながら僕は考えずにはいられなかった。 帝国の継承をどうしたものかと。 皇帝選挙をとりやめて、直系男子継承に切り替える時がきたのかもしれない。 **鷹狩り [#efd8f8fc] &ref(gleb_bassarabpp.jpg,nolink); グレブ・バサラブ)実によい狩りでしたな。 &ref(yakut_ofkhopyorpp.jpg,nolink); ヤクート・コペル)まことに。 &ref(adrianospp.jpg,nolink); アドリアノス)ははは、獲物はそれだけかコンスタンティノス。 &ref(konstantinospp.jpg,nolink); コンスタンティノス)伯父様、人前では陛下と呼んでください。 #ref(hunting.jpg,nolink) カラ・コペル将軍から教えてもらった鷹狩りが面白い。 僕はよく狩りに出かけるようになった。 #ref(konstantinosfriends.jpg,nolink) #ref(adrianos.jpg,nolink) エピロス専制公アドリアノス・パレオロゴス テオドロス3世の子 狩りを通じて友人が増えた。 中でも帝国最古参の大公アドリアノスは僕を強力に支えてくれた。 僕はその返礼として、アドリアノス伯父にかけられていた 庶子の疑いを完全に晴らした。 #ref(legitimateheir.jpg,nolink) アドリアノスの出生疑惑晴れる そのアドリアノス伯父が、 どうしても僕に会わせたい人間がいるという。 &br; &ref(davidpp.jpg,nolink); ダヴィド)久しぶりだね、コンスタンティノス。 **ダヴィド [#vf688cca] 僕は渋い顔をしていたに違いない。 凱旋のあと、ダヴィドを暗殺しようとして2回も失敗。 以後近づかないようにしていた。 &ref(konstantinospp.jpg,nolink); 何か、用。 &ref(davidpp.jpg,nolink); 今日はあらためて君に忠誠を誓いにきた。 &ref(davidpp.jpg,nolink); 勘違いするなよ。僕は君のことが大嫌いだ。でも皇帝には従う。 #ref(david.jpg,nolink) 「敵」でありながら「忠臣」となったトラケシア専制公ダヴィド &br; アドリアノス伯父は言った。 ダヴィドを受け入れろと。 お前のことを一番よく理解しているパレオロゴスなのだからと。 さらに、皇子アレクシオスとガブリエルは帝国を継承するには幼すぎる、と言われた。 いま継承法を変更するのは危険すぎるとも。 #ref(zenobios_antiochites.jpg,nolink) 新マケドニア公ゼノビオスが叛意をあらわに 父デメトリオス謀殺の経緯が知られたか &ref(adrianospp.jpg,nolink); 帝国に不穏な空気が広がっているのが見えないか。 &ref(adrianospp.jpg,nolink); お前はやりすぎたのだよ、コンスタンティノス。 &br; 僕はやりすぎたんだろうか。 僕はただ、僕の帝国を守りたかっただけなんだ。 #ref(konstantinossuccessors.jpg,nolink) 結局コンスタンティノスは継承法を男子継承に変更できず、 皇子成人までの仮後継者としてダヴィドを受け入れた **ヨアンナ [#qd6191d6] 1435年8月、妃ヨアンナにまた不倫の噂が立った。 これで何度目だろう。 僕はそろそろ彼女に疲れ始めていた。 #ref(definitefallinout.jpg,nolink) 翌年3月、僕らの関係はふたたび決定的な危機を迎えた。 対立が公にならないためには2460万ノミスマという大金を要する。 数年前にはさっと払えた金額が、今は厳しい。 でも僕はヴェネツィア人に巨額の借金をしてまで、そのつらい出費をまかなった。 すべては子供たちのためだ……。 #ref(romanduel.jpg,nolink) しばらくしてロマン・バサラブが僕を尋ねてきた。 ミカエル某との決闘の許しがほしいという。 なんでも、さる貴婦人の名誉が傷つけられたとか。 ロマン・バサラブは優秀な帝国軍人だ。 怪我なんかされたら困るから、僕は決闘を許さなかった。 食い下がってくる彼に僕はこう言った。 &ref(konstantinospp.jpg,nolink); ところでバサラブはずいぶん妃と仲がいいようだね? &ref(konstantinospp.jpg,nolink); 全部わかっているんだ。 &ref(konstantinospp.jpg,nolink); 立ち去って、僕にこれ以上恥をかかせないでくれ。 ロマン・バサラブは真っ青になって謁見室を退出した。 &br; #ref(ioannacooldown.jpg,nolink) しばらくして報告が入った。 妃ヨアンナがロマン・バサラブに興味をなくした、という。 振ったつもりでロマンに振られたんだろう。 やれやれだ。 **グレブ・バサラブ去る [#k0d2d677] #ref(gleb_bassarab_vidin.jpg,nolink) 1436年秋、ヴィディン公ヤロスラフ・バサラブが死んだ。 第一継承者はグレブ・バサラブで、 10年務めた帝都総主教を辞めてセルビア王国に行くことになった。 僕はこれまでの苦労をねぎらって、別れの宴を催した。 再征服した帝国領で改宗が進んだのはグレブのおかげだ。 #ref(religion1436.jpg,nolink) 新征服地にて改宗進む 赤枠は帝国、ブルガリア、セルビア、グルジアをあわせた範囲 &ref(gleb_bassarabpp.jpg,nolink); わたしがいなくなると後が心配ですね。 &ref(konstantinospp.jpg,nolink); 失礼だな。なんとかやっていくよ。 **グルジア大叛乱 [#b7bc160b] グレブの後任はなかなか決まらなかった。 その隙をつくかのように、グルジアで大きな叛乱が起きた。 #ref(rebellionofkartli.jpg,nolink) 1436年11月、カルトリ女公アサがグルジア王に叛逆 トゥグリル朝から自立したシーラージ将軍の名声は大きく、 その娘アサはグルジアの過半を実質的に支配していた。 それがまるごと叛逆した。 #ref(ignatios.jpg,nolink) イグナティオスは急襲を受け、重傷を負ったそうだ。 僕の責任だ。 シーラージ家の勢力をもっと削っておくべきだったんだ。 &ref(sofia_darmagnacpp.jpg,nolink); ソフィア・ダルマニャック)敵の進撃は速やかで、王都の陥落も懸念されます。 &ref(konstantinospp.jpg,nolink); トレビゾンド公とパフラゴニア公に召集をかけよ! &ref(konstantinospp.jpg,nolink); 艦隊は使えるか。僕も出撃する。 僕はセルビア騎兵11000を率いて黒海を渡った。 グリアに上陸し、背後から敵の本拠地カルトリを突く。 血が騒ぐ。 ひさびさに握る、剣の重みがたまらない。 ここには帝国運営の重圧もないし、家中のごたごたもない。 何も考えずにこうして馬を駆けさせるのは、たとえようもなく素晴しい。 敵の戦列を視界にとらえた。 僕は剣を高くかかげ、セルビア人たちと共に大喚声をあげて突撃する。 &br; #ref(konstantinosdied.jpg,nolink) 1437年12月8日 コンスタンティノス11世、グルジアにて戦死 #ref(davidinherit.jpg,nolink) 選挙法継承により、トラケシア専制公ダヴィドが帝位を継承する &br; [[ダヴィドが語る>プレイレポ/パレオロゴス家/ダヴィドが語る]] [[パレオロゴス家>プレイレポ/パレオロゴス家]] TIME:"2010-10-31 (日) 01:55:53"