プレイ国の選択の手引きとプレイ時の戦略。英文wikiにもほぼ同名のページがありますが、今のところ無関係です。
なお、バージョン、プレイ環境(MOD)、難易度設定などでプレイバランスは大きく変化します。注意して下さい。
ある意味でこのシナリオの主役であるウィリアム征服王が当主。大量の特性を持つが、私生児やなどの有難くない能力まで持っているのはご愛嬌か。
軍事能力は高いものの、陰謀能力は平凡なので初期の直轄領を管理することができない。まずは適当な家臣に称号を与えて、統治効率を80%以上にしておくべきだろう。
未創設の称号が多いので、金が溜まり次第公爵号を創設すべし。これだけで大量の威信を得ることが出来るので、比較的プレイはしやすいだろう。
注意すべきはライバル関係にあるサクソン系諸侯の扱い。金を与えて引き止めておくのも良いが、国内の安定のためには敢えて滅ぼしてしまう方がいいかも。
ちなみに、DVIP等では特性が追加されており、「内乱の脅威」や「反逆者」のせいで、より一層忠誠度が下がりやすい設定になっている。これは、史実ではこれら諸侯は全てウィリアム1世に敗北し、領地は没収されていることを再現したものと思われる。
分権的で弱体だった史実もなんのその、ゲームでは広大な領土でビザンツと並んで圧倒的な国力を有している。
国王はカノッサの屈辱で有名なハインリヒだが、ゲームではそれほど破門される確率は高くないので安心である。
ちなみにライバル関係にあって反抗的なシュヴァーベン大公とカノッサ女伯(ゲームではトスカナ女公)がいるが、これらが反乱しても圧倒的な国力差で鎮圧することが出来る。とはいえ相手もそれなりに大きな領土を持つので、鎮圧は少々面倒。
とはいえ弱点はそれくらいしかないので、プレイヤーとしては少々物足りない展開になるかも。AI担当の際は、あっさり崩壊していることも多いのだが。
ドイツと並ぶ東西の横綱。当初からセルジューク朝と全面戦争にあり、当主は高齢で死亡間近、後継者の息子はひたすら無能と、ドイツに比べると緊張感のある出だしになっている。
とはいえ地力は凄まじく、序盤の苦境を乗り切ればあとは作業プレイになってしまいがち。ビザンツの実力を持ってすれば、ローマ旧領奪回もゲームではさほど難しくない。
あと、安定した世代交代を目論むならば継承法の変更も忘れずに。選択法のままでいて、あるとき突然当主が死んで、異姓諸侯が継いでゲームオーバーという事態になってしまっては笑えない。
わずか1州しか直轄領を持たないが、配下封臣は多く、独立諸侯が保護を求めてくる事も多い。
首都州の基礎収入も2を超えているので、北欧としてはまずまず。かつ、国王が独身で結婚税の徴収で財政を改善することもできる。兄弟も独身なので、適宜有能な人材を招いてこれる。また、周囲には異教国が転がっており、公爵位の宣言で威信も稼げるなど、意外に強力。継承法が選抜制になっていることだけは要注意。
わずか1州しか直轄領を持たないが、配下封臣はいない。イベリアのイスラム教徒は未だ強力で、独力でのレコンキスタはきわめて困難。いい加減な行動をしていると、すぐに国が滅びます。
わずか1州しか直轄領を持たないが、配下封臣は一人。王・王の兄弟いずれも独身であり、継承順位1位は封臣なので、代替わりした方が直轄領が増えるという微妙な状況にある。
開始時からナヴァラ公爵位を創設できる状態にあるが、いつ宣言して威信を稼ぐかのタイミングはそういう意味で考えどころ。アラゴンとは互いに王位にクレームが付いてる状態であり、関係をどうするかが最初の選択肢か?
いずれも直轄領2と封臣3を持ち、収入も似たレベル。首都は隣接しており、互いの王位にクレームを掛け合っている状態である。
互いに相手をどう食らうかという勝負になりそうだが、実は国王は同姓(兄弟)で、それぞれ30歳独身と26歳独身で子供がおらず、いずれも相手の王が継承順位一位という複雑な関係にある。無理して争わなくても、王が子供を作らずに死ねば、簡単に勢力が2倍に増えるということになる。そんなことしなくても十分強い国ですが。
なお、カスティーリャとレオンが合同した場合の継承順位はさらにその下の弟のガリシア公爵が来ているので、そこまで継承させるとさらに勢力が拡大する、が、ガリシア公爵は病気持ちの上に能力値も低めなので、あまりお勧めではない。
直轄領4つに封臣12を抱える、南仏の、否、フランス最有力諸侯。なのだが、当主41歳・嫁32歳と割と高齢、かつ、子供は14歳の娘一人のみ。
よって、自分でプレイするには一工夫が必要だが、成り上がりを狙う他家が狙うには格好の的である。
アキテーヌと次ぐ南仏の大諸侯。ただし、直轄領は1つに封臣5で比べると大分見劣りがする。当主は26歳独身なので、どういう縁組みをするかが最初の選択肢か。
直轄領4つと封臣2からなる北仏の雄。領国基礎収入6を誇る首都を筆頭に、豊かと言っていい領国であり、収入は序盤から高い。当主、後継者である長男、孫とも能力は悪くない。周囲は英仏独に囲まれているので、当面は貯金か施設建設に励みつつ、勢力拡大の機会を窺う動きか。
当主は独身だが、封臣である弟は既婚とちょっと難しいポジション。
拡大を目指す場合の候補は2つ、クレームを持っているノルマンディ方面か、独立公爵であるブルターニュ方面。
史実ではシチリア王国を建国したオートヴィル家の領土。
独立公爵なので邪魔な上司がおらず、そこそこの領土を持っているので管理しやすくシチリア島の異教徒狩りも邪魔が入りにくい。
当初からカプアとナポリに領有主張をしているのも高ポイント。
サレルノは普通に攻め滅ぼすのもいいが、当主を暗殺して第一継承者となっている息子ロジェ・ボルサに継がせ、無血で頂くのも面白い。
初期領土は9領なので、残り3領を手に入れればシチリア王位に就くことが可能である。
シナリオ開始時の教皇後見人。史実通り、マティルダ女伯が当主です。
そういうわけで、女性領主の注意点を参照して、注意して進めて下さい。
直轄領2と封臣3を抱えるイベリア有数の大国。
海とイスラム隣接国を持つので、序盤は施設建設が間に合わないぐらいの勢いで技術が流れ込んでくる。
アラゴンの隣接国なので、威信さえあればクレームを取得して王位を狙える。さらに言うと、ナヴァラ王位も狙える。ついでに目の前のイスラム国は実は大国ではないので、かなり切り取りやすい。長男は21歳独身なので、先述のアキテーヌ公狙いと組み合わせると、2代後には簡単にピレネーの両側にまたがる大国が出現する。
兄弟国レオンとカスティリャの両方のクレームを持つ。当主は24歳・独身で病気持ちと大変に微妙。能力もかなりしょっぱい。そのまま死ぬとカスティリャ王国に継承されるので、それを狙うかとか思いたくなる状況。っていうか真面目にプレイしていても、急に国が広くなってびっくりすることがあります。