12世紀中葉、ジョージア王国は宮廷陰謀に揺れていた。
息子殺し、内乱、暗殺をのりこえ、1162年、ジョージア王に即位したトルニク・バグラトゥニ。
利己的、無慈悲、不屈、実利的という現実的な性格をしたこの王が、あれほどの大事業をするとは、ジョージア王国の貴族たちは誰一人として思ってもみなかった。
12世紀中葉の西ヨーロッパ
天使)キャプションのとおり、12世紀半ばの西ヨーロッパのスクショです。
神)ver.2.01は勢力図が史実に近くなってうれしいね。
パッチをあてる前だと、百年もしないうちに勢力図がモザイク状になったもんだ。
天使)まあ、内実はいろいろ変化があるんですけどね。
まずブリテン島。ここはノルマン系の王朝が支配していましたが、
いまはイングランド土着貴族のモンゴメリー家が王位を継いでいます。
イングランド―スコットランド連合王国です。
神)フランスは?
天使)今回のAARではフランスの伸張が著しいですね。
フランス王国はもともとカペー家の王朝でしたが、いまはカノッサ家がフランス王を名乗っています。
神)カノッサ家というと、マチルダさんのところだね。
天使)そうです。継承の関係でフランスは北イタリアに直轄領をもっています。
それだけではなく、南イタリアに遠征してシチリア王号も奪っています。
さらにはイベリア半島にレコンキスタをかましてスペイン貴族たちも何人か封臣にしています。
神)さすがフランスといったところか。
天使)続いて神聖ローマ帝国ですが、開始直後に内乱に陥り、王国は分裂してしまいました。
神)スクショを見ると、健在のようだが。
天使)12世紀に入った頃から持ち直し、一度はサルデーニャ公に奪われたイタリア王位も取り戻して
ドイツ、ブルゴーニュ、イタリアの三王冠を維持しております。
ただ、定期的に内乱に突入するため今後どうなるかはわかりません。
神)次はビザンツを見たいな。
12世紀中葉の東ヨーロッパ
天使)はい、東ヨーロッパのスクショです。
神)ビ、ビザンツが崩壊しとる・・・。
天使)セルジュークはつおかったですねえ、ビザンツを圧倒し、ビザンチウムも占領しています。
セルジュークの西進を、クロアチア、ハンガリー、ボヘミアなどの東欧諸国のクルセイダーが防いでいるといった情勢です。
神)キリスト教徒ががんばってくれないと、うちの王国がクマンとセルジュークに挟撃されてしまうんですが。
天使)そうですねえ。
天使)そこで相談なんですが。
神)はい、なんざんしょ。
天使)セルジュークに宣戦布告しませんか?
神)どうしてそうなった。
天使)まあ聞いてください。現在、セルジュークはビザンツと戦争中です。
もちろん、このままだとビザンツはセルジュークに美味しく食べられてしまうでしょう。
するとどうなります? セルジュークは次に我がジョージア王国を攻撃してくるに違いありません。
神)そうだなあ。
天使)どうせ攻撃されるなら、ビザンツがまだ抵抗している間に戦争をふっかけましょう。
現在の戦力比較は、セルジュークが10万、ビザンツが6万です。
ここに我がジョージア王国の動員兵力6万を加えると、10万vs12万で数的優位を確保できるのです。
神)言っていることは分からんでもない。
天使)神さま! どうか御裁可を!
神)安定度も+になった。資金にも余裕がある。信仰を得れば評判も改善するだろう。
うむ、よし。セルジュークを攻撃する機会は、たしかにいまを置いてないだろう。
セルジュークへの宣戦布告を許可する!
天使)神さま! ありがとうございます!
神&天使)ぱぱぱぱうわーどどん