CK辞典
CKには意味がよくわからない単語がいくつか出てきます。そんな単語をあげていくところです
なお、こちらをベースとして作っております
(1)人物特性
- Chaste(純潔-じゅんけつ)
異性との性的なまじわりがなく心身が清らかなこと。
なお純潔には、「けがれがなく心が清らかなこと。」という意味もあるが、ゲーム中では好色の反対語として使われているた本辞典では頭書の意味とした。
- Lustful(好色-こうしょく)
色事(男女間の恋愛や情事)の好きなこと。また、そのさま。色好み。
- Lazy(怠惰-たいだ)
なまけてだらしないこと。また、そのさま。
- Forgiving(寛大-かんだい)
度量が大きく、思いやりがあり、むやみに人を責めないこと。また、そのさま。
- Wise(賢明-けんめい)
かしこくて、物事の判断が適切であること。また、そのさま。
- Reckless(向こう見ず-むこうみず)
将来のことを考えずに行動すること。また、そのさまや、その人。
- Harelip(三つ口-みつくち)
口唇裂(-こうしんれつ)という場合が多い。顔面奇形の一つで、先天的に口唇が縦に裂けているもの。欠唇。兎唇(としん)。
- Inbred(近親交配系統-きんしんこうはいけいとう)
近親交配とは、同系交配の一つ。近親間で行う交配。ホモ接合体の出現を高める。
ホモ接合体とは、遺伝子型がホモの状態にある個体。
なおここでいう「ホモ」とは同性愛者のことではなく、同一細胞内に同一の遺伝子が対になって存在すること。例えば一組の対立形質をAとaで表すと、AAかaaの遺伝子型となる。
要するに、いろいろな障害が起きる場合がある。
- Stutter(吃音者-きつおんしゃ)
吃音とは、発声器官に痙攣(けいれん)が起こり、第一音が円滑に出なかったり、ある音を繰り返したり伸ばしたりする言語障害。吃音症。
- Lisp(舌もつれ-したもつれ)
舌が思うように動かず、言語に支障をきたす。脳卒中等の後遺症に起こる場合がある。
- Leper(らい病患者-らいびょうかんじゃ)
ハンセン病患者。ハンセン病は癩(らい)菌の感染によって起こる慢性伝染病。伝染力は弱く、潜伏期は三年から二〇年にも及ぶため、かつては遺伝性と誤解されたこともあった。
主に末梢神経と皮膚が冒され、知覚麻痺・神経痛などの症状のほか、特異な顔つきや脱毛、手指の変形もみられる。現代では有効な化学療法剤がある。名は癩菌を発見したノルウェーの医師ハンセンにちなむ。ハンセン氏病。レプラ。
- Schizofrenia(統合失調症-とうごうしっちょうしょう)
旧名精神分裂症。内因性精神病の一つで、病状や経過はいろいろあるが、自閉・感情鈍麻・興奮・妄想・幻聴や精神機能の分解などがみられる。青年期に発病するものが多い。早発性痴呆。
- Hunchback(せむし)
背骨が弓なりに曲がり、前かがみの体形になる病気。
昔、背に虫がいるためと誤信したことからという。
なお、差別用語とされる時もあるので注意。
例えば「ノートルダムのせむし男」という有名な映画があるが、「せむし」は日本では放送禁止用語となっているため「ノートルダムの鐘つき男」等、日本語に訳したときに変更される場合がある。例え、題名が原題のままでも、映画の字幕は「鐘つき男」、せむしに触れる時は「こぶ」という形でさけるのが大半である。
- Clubfooted(内反足-ないはんそく)
足首の関節の異常などで、足の裏が内側を向いて外側部だけが地についているもの。一度外側だけで立ってみればわかるが非常に歩きづらい。先天性(生まれつき)のものが多い。内翻足(ないほんそく)とも言う。
- Intestinal Worm(回虫-かいちゅう)
線虫綱回虫科の袋形動物。人間の小腸に寄生。体は細長く、黄白色。体長二〇〜四〇センチになり、雄のほうが小さい。虫卵が野菜などに付着して人間の口から体内に入り、
小腸で孵化した幼虫は肝臓・心臓・肺に入り、さらに気管を経て胃・小腸に達して成虫になる。出血性肺炎や臓器への侵入によるさまざまな障害の原因となる。
現代では人糞肥料を用いなくなってから減少したが、中世ヨーロッパでは人糞肥料があたりまえだった。
- Bastard(私生子-しせいじ)
婚姻関係ではない間から生まれた子。つまり浮気やレイプで生まれた子。
日本国民法旧規定では父に認知されない子をいい、認知された子は庶子(しよし)といった。現行民法ではこの語を用いず、「嫡出(ちやくしゆつ)でない子」「非嫡出子」という。私生児。私子。
- Grey Eminence(円熟した宰相-えんじゅくしたさいしょう)
人格・知識・技術などが円満に発達し、豊かな心を持っている人。
なお上記の意味は「円満」のみの意。「宰相」は「政治を行う者」という意味があるが、
CKで人物特性を持っているのは君主・廷臣、つまり「政治を行う者」のみなので
本辞典では「円熟した宰相」という複合語の解説とした。
- Silver Tongue(雄弁家-ゆうべんか)
説得力をもって力強く話せる人。話し上手。
(2)軍事技術
- Mace(メイス-めいす)
短めの鉄槌。金属の鎧を装備した敵に有効で、騎兵が補助用の武器として使う。
- Morningstar(モーニングスター - もーにんぐすたー)
少し長めの柄に、スパイク(トゲ)の付いた鉄球が鎖で繋げられている武器。
実際の威力もかなりのものであるが、その見た目の兇悪さは相手を萎縮させる働きもある。
また、打撃点の軌道が読み辛く、防御するのが困難な武器でもある。
なお、投資情報サービス提供会社の「モーニングスター株式会社」とは直接の関係はない。
- Broadsword(段平-だんびら・だんぴら)
幅の広い刀。また、刀のこと。段平物。
- Bastardsword(バスタードソード-ばすたーどそーど)
両手、片手持ちの両用の剣。
- Castels(城-しろ)
城は中世封建時代において最も格式の高い建造物の一つであり、領主による統治の中心であった。また、城は一族郎党の屋敷であり、その中心でもあった。そのため、城の住まいとしての役割は、軍事的役割と同じくらい重要であった。より大規模なものには戦術的・戦略的立地と同じく、広間、私室、礼拝堂の他にぜいたくな宿泊施設が求められた。
(3)産業技術
- Two Field System(二圃式-にほしき)
耕地を二等分し,休閑と耕作を交互に行うこと。水利に制約されないため大面積使用が可能である。
ギリシア・ローマ文明(のちのローマ帝国)を生み出したきっかけとも言われている。
「ローマの二圃式」とも言われている。
- Three Field System(三圃式-さんほしき)
ゲルマン系民族がローマの二圃式を採り入れ,さらに発展させたもの。
耕地を三等分し,それぞれ休閑・冬作・夏作にあて、1年ごとに交替する。
3年に1度の休閑を行うこの三圃式は,二圃式に比較して病虫害の排除,
農業の効率においてはるかに勝っており、18世紀まで続いた。
- Annual Sailing(季節風を利用した航海-きせつふうをりようしたこうかい)
季節風とは、季節によって吹く方向を変える風。大陸と海洋の温度差が原因で起こり、
冬は大陸から海洋に、夏は海洋から大陸に向かって吹く。このころの物流の主流は、
船舶であり、その船舶をいかに早く動かすかは非常に重要であった。
そのため季節風を発見することは貿易に関して重要であった。
(4)文化的進歩(文化技術)
- Noble Customs(貴族の慣習)
- Chronicle Writing(年代記の執筆-ねんだいきのしっぴつ)
年代記とは、年代的順序に従い出来事を叙述した歴史書である。編年史と同様、中世歴史叙述の発展において重要な役割を演じた。年代記は厳格な年代的順序にしばられながらも、時には偏者の気に入った挿話を取り入れるほど詳細であった。代表的なものに10世紀の『年代記Chronicon(ザクセン朝諸王の歴史)』や12世紀の『イングランド諸王の事績 Gesta regum Anglorum』などがある。
- Heraldry(紋章学-もんしょうがく)
紋章学は12世紀のヨーロッパに始まり、つづく二世紀の間に洗練された知的で芸術的な学問へと発展した。土地と権力の世襲制が確立されるとともに、貴族階級の家系証明の方法として発展した。また、家柄の概念や騎士道精神と密接に結び付くものであった。盾型に描かれる色、幾何学的図形、具象図形(動物、草花など)や、次男以下の兄弟や傍系家族を区別する方法が事細かに定められた。他者の紋章を使うと偽造罪に問われた。
- Popular Customs(民衆の慣習)
- Jongleur(ジョングルール-じょんぐるーる)
西ヨーロッパ、特にロマンス語圏で芸人(放浪楽師)に与えられた名称。歌や詩をレパートリーとし、宮廷から宮廷へ、町から町へと移動した者全般に使われる。宮廷での娯楽と騎士道精神の伝播に関わった。
- Troubadour(トルバドゥール-とるばどぅーる)
主に南仏宮廷で活躍した詩人兼音楽家。彼らの歌には宮廷風恋愛歌、論争歌、哀歌、格言歌など、単純なものから複雑なものまで様々な形式があった。西ヨーロッパの抒情詩のみならず、文学一般にまで深い影響を及ぼした。
- Miracle Plays(奇跡劇-きせきげき)
キリスト教の典礼をもとにした宗教的小劇。神秘劇とも。主に教会前や教会の敷地内で上演され、天地創造とエデンの園の物語、ノアの洪水、キリストの誕生、受難と復活が人気を博した。
- Carnivals(謝肉祭-しゃにくさい)
別名カーニバル。ラテン語で「肉を断つ」という意味である。
謝肉祭を説明するには、まず復活祭を説明する必要がある。
復活祭とは、イエス・キリストの復活を記念する祝日で、教会暦中最重要の祝日の一つ。
春分後最初の満月の次の日曜日に行われる。
その復活祭の前の46日間から日曜日を引いた40日間は、
イエスの受難・十字架の死をしのんで修養(斎戒)する。これを四旬節(しじゅんせつ)と言う。
謝肉祭は、四旬節の直前に三日〜一週間にわたって行われる祝祭。
冬の悪霊追放、春の豊作・幸運祈願に由来し、仮装行列を伴いしばしば狂騒的となる。
- Schools(学校)
- The Seven Liberal Arts(自由七科-じゆうななか)
中世の教養あるエリートの大学における基礎教育は、自由七科(リベラルアーツ)にあった。自由七科は「三科」と「四科」に分けられる。「三科」とは教会での礼拝に必要な文法、論証学、修辞学で、「四科」とはより科学的な学問、算術、幾何、天文、音楽を指す。
- Thought(思考)
- Aristotelian Logics(アリストテレス的論理-ありすとてれすてきろんり)
アリストテレス(C.D384-C.D前322)とは古代ギリシャの哲学者。
ヨーロッパ哲学に大きな影響を残したプラトンの弟子であり、
アレクサンドロス大帝国を築いたアレクサンドロス大王の師。
師であるプラトンのイデア論(イデアという、時空を超越した非物体的、
絶対的な永遠の実在があり、感覚的世界の個物の原型とされている。)を批判し、
形相(エイドス)は現実の個物において内在・実現されるとし、
あらゆる存在を説明する古代で最大の学的体系を立て、後世の学問への影響は大きい。
つまりアリストテレス的論理とは、当時としては珍しい、無神論的な考え方である。
- Scholastics(スコラ哲学-すこらてつがく)
スコラ学。教会・修道院付属の学校や大学を中心として形成された神学・哲学の総称。
教会の権威を認め、教義の学問的根拠づけを目ざし、一三世紀のトマス=アクィナスによって集大成された。
ちなみにスコラとは学校の意。
- Natural Philosophy(自然哲学-しぜんてつがく)
一般に、自然を総合的、統一的に解釈し、説明しようとする哲学をいう。
哲学は古代ギリシアでこのような自然の原理的探究として誕生した。
近代以降では、自然科学を成り立たせる根本概念や前提について存在論的、
認識論的に考察する部門をさすこともある。
- Science(科学-かがく)
中世ヨーロッパには、自然現象の科学的探究を阻む様々な迷信が存在した。しかし、学者らによる古典古代の知識の伝達やアラビア語文献の引用の仕事は、科学的進歩に著しく貢献した。アラビア数字が一般的に使われるようになり、数学(特に代数学)、商業の分野を発展させた。錬金術の実験による知識は化学の基礎となった。地球が地軸を中心に回転するという説が唱えられ、その後の物理学や惑星運動の法則発見を予見した。さらに建築学、農業などにおいても様々な新技術が発見、導入された。これら科学の諸分野は、自然現象の理解や天然資源の活用の助けとなり、ゆっくりとではあるが恒久的な進歩を後押しした。
- Spiritual Art(精神的芸術)
- Tapestries(タペストリー -たぺすとりー)
色とりどりの糸で風景・人物像などを織り出した、つづれ(ぼろ)織り、刺繍画。あるいは、その壁掛け。この時代に作られた最も有名なものに「バイユーのタピスリー」(11世紀のノルマン・コンクェストが、ウェセックス伯ハロルドのノルマンディー訪問からその戦死まで描かれている)がある。タピストリー。タピスリー。
- Religious Stringency(宗教的厳格性)
- Letters of Indulgence(免罪符-めんざいふ)
免罪符(贖宥状)とは、カトリック教会がキリスト教徒の宥う有限の懲罰(原罪はキリストの宥いによって赦されている)の放免を認め発行した証書である。11世紀以降免罪は特定の目的をもった贖罪行為に向かった。その顕著な例が十字軍である。やがて金銭を伴う免罪符発行が横行すると、その霊性は低下し教会の権威は失墜した。
- Please Translation "GOKENTEI"(五賢帝-ごけんてい)
五賢帝(ごけんてい)とは、古代ローマ帝国の5人の皇帝、ネルヴァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニヌス・ピウス、マルクス・アウレリウス・アントニヌス。全員養子の間柄である。ローマ帝国始まって以来の平和であった時代(パックス・ロマーナ AD96〜180)である。
歴史家ギボンは、著書『ローマ帝国衰亡史』の中で、この時代を「人類史上最も幸福な時代」と評した。 しかし彼以降の歴史家たちは、この見解に必ずしも同意しているわけではない。