1096年
ローマ教皇が十字軍を提唱!目的地は…エルサレムです!
おお、ついに来たね!
十字軍がなかなか来ないからア○スソフトのギャルゲーでもやってる気分になってたけど…
ようやく『Crusader Kings』らしくなってきたじゃないか!
勿論参加するよ!神の御心のままに!
それでどうしましょう、お兄様。エルサレム大首長国を攻撃するんですか?
いや、エルサレムとチューリンゲンの兵力はほぼ互角、遠征になる分こちらが不利だよ。
一時的にエルサレムを確保はできても、維持するのはまず無理だな。
エルサレムは他の国が戦って消耗させてくれるのを待とう。まずは、近場の異教徒マリエンブルクに宣戦布告するよ!
実は結構危なかったけど平押しで勝利したぜ。
これでプロイセン公号も手に入れたね。マリエンブルク、ザンビアを次男フリードリヒに、その他も適当に封臣に与えたよ。
マリエンブルクはそこそこ収入があり、技術交換の結節点なので惜しいですね。
ここを持ってるとイベントでチュートン騎士団に取られてしまうんだ。
だけどマリエンブルクが首都だとこのイベントは発生しないらしい…ってか、このイベント酷いでしょ!
自分が総長の称号を手に入れる「俺がチュートン騎士団だ!」みたいな第三の選択肢があってもいいと思うんだけど。
ドイツだし、史実でもチューリンゲンはチュートン騎士団総長を出してるし*1資格はあるはず!
だからってチュートン騎士団から称号を奪うのもどうかと思いますし、これは仕方ないですね。
この年、家令エリザベトが死去。これによりチューリンゲンは管理7が最大という事態に陥ってしまう。
一応私が管理14ありますが、宰相も代わりがいません。
流石にこれはまずいね。仕方ない、病気が治るまで待つつもりだったけど、フリードリヒの嫁に優秀な人を迎えよう。
妹はもういないので縛り的にも問題ないはず。
じゃあ、この人なんてどない?
アグネス・フォン・ヴィッテルスバッハ。16歳、「経済の錬金術師」「逸材」持ちで能力値合計61。現在最高の花嫁や。
ニュルンベルク伯の娘でドイツ文化やし、文句なしやろ。
うん、後は本人達次第だね。それじゃニュルンベルクへ行ってみようか。
アグネスさん、弟のフリードリヒだ。ただその、心を病んで…
…可哀想な人。でも、構いませんよ。
それなら私が貴方の光になりましょう。心の病なんて愛があれば関係ありません。
天使や…
フリードリヒ、よかったな…嫁さんを大事にするんだぞ。
うん…こんな僕だけど、きっと君を幸せにしてみせるよ…
しかし。翌年のある嵐の夜。フリードリヒは突然姿を消した・・・
駄目だ、領地内の何処にも見つからねえ!
フリードリヒの馬鹿!アグネスさんを幸せにするって、約束したじゃないか!
机の上に残された手紙には、「大切な人を探しに行く」とだけ…
南の方に歩いて行くのを見たって人がおるけど、それっきり手がかりなしや。
…そんな…
アグネスさん…
…私、待ってます。貴方が帰ってくるまで。
いつまででも、待ち続けます。
その後、フリードリヒは二度と戻ることはなかった。
ただ、遥か南方のピエモンテの墓地で、とある墓石を抱いてやつれ果てて死んでいるフリードリヒに似た男が見つかったという・・・
はあ…はあ…
ここはどこだろう、墓地みたいだけど…随分遠くまで来てしまったみたいだ…
うう、頭が割れるように痛い…嵐の中を歩いたせいで、熱も…
(僕は、もう死ぬんだな…)
ん…?この墓石、先代サヴォイア女公ゲルベルガ…
何故だろう…何だかとても、懐かしい感じがする。
フリードリヒ…
馬鹿な子ねえ、あんないいお嫁さんまで貰っておいて。
(いつもの声だ。これは…幻覚?それとも、幽霊…?)
…でも、もういいのよ。
よく頑張ったねぇ。ゆっくり、お休み。
…そうか。
僕は、やっと見つけたんだ。僕の、たった一人の大切な…
…母さん。