セルジュークトルコは十一世紀後半からビザンツ帝国の領土を侵食し、正教圏のキリスト教徒たちを恐怖のずんどこに落とし入れた。
ジョージア帝国はテイムラズ・バグラトゥニの代にカスピ海貿易の利権をおさえて強国となり、宮廷内乱のあともコーカサスの雄として六万人の動員が可能であった。
即位した王トルニクはビザンツと戦うセルジュークトルコを攻撃し、快進撃を続ける。
しかし内乱がふたたびジョージア王国を襲い、王国の前途には暗雲が垂れこめていた。
天使)さっそくですが、神さま。
神)なんぞね。
天使)内乱の危機がつきました。
神)あばばばば
天使)まあ、5歳ですからねえ。どうしようもないですわ。
神)戦死する心配がないからどんどん反乱鎮圧の軍事作戦を行える。
らっきー! わしってポジティヴ!
天使)はっは(失笑)。
そらさておき神さま、臣下たちが法律を封建契約制に変更しろと迫ってきております。
それからイベントで暴動が全土に拡散しております。
借金返済のために建物が次々と接収されております。
借金は-1200goldに達し、安定度はぐんぐん低下して-3の底をつきました。
幼君アダルナゼを擁するジョージア宮廷だが、地方貴族の反乱はおさえられない
神)えーいいっぺんに言うな。
封建契約制は断固拒否だ。叛意もち諸侯が増えようとかまわぬ。王国は神授王権を絶対墨守する。
それから借金まみれだが必要な軍事行動は続ける。
ジョージア文化のプロヴィにおける反乱は鎮圧して直轄領にする。
ジョージア文化でないプロヴィはほおっておけ。独立を許す。こっちも悪評が下がってwin-winだ。
天使)万事そのようにはからいます。
神)・・・。
天使)あっ。
神)なに?
天使)直轄領を広げすぎたため、「領土が広すぎて統治が困難です」のイベントです。
・ストレスをもらう。 ・陰謀の値があがる。四分の一の確率で統合失調症。
天使)どうします? 選択肢は二つありますが。
神)くくく・・・ここはセーフティにストレス・・・全能力値は下がるがセーフティーにストレス!*1
とみせかけて下の選択肢を選ぶぜえっ
天使)「統合失調症」をもらいました。
神)ぐにゃあ
天使)統合失調症の症状で、君主が次々に廷臣を殺していきます。
ルスダン、イオアンネス、ケテヴァンという貴族が犠牲になりました。
でもいいこともあります。1176年、王アダルナゼが12歳のとき、統合失調症がなおりました。借金も返済できました。
神)おそろしい話だった。
天使)しかしこの内乱と危機の時代に、トルニクがつくったカスピ海帝国は完全に崩壊しました。
下のスクリーンショットをご覧ください。
1180年のジョージア王国。赤枠はかつてのトルニク帝国。
神)ふひひ、どう見てもふりだしに戻るです。本当にありがとうございました。
天使)まあ、王国崩壊はCKの華ですからねえ。
神)アダルナゼのその後について報告してください。
天使)わかりました。アダルナゼはその後「稀代の天才」となり、広い直轄領をペナルティなしに支配できる名君になりました。
しかし私生活ではめぐまれず、妻が浮気して私生児をもうけるなどの事件がおこっています。
これがこたえたのか、アダルナゼはストレスに陥り、のちそれが鬱病に発展しました。
1194年、彼は30歳のときに自殺しています。
神)うわあ・・・。
天使)後継者はトルニクの次男、アダルナゼの弟、コンスタンティンです。
コンスタンティンは無慈悲で内反足。はじめクマン領の伯爵に封ぜられましたが、内乱で独立。
その後クマンとの戦いで領土を失い、おめおめとジョージア宮廷に戻ってきたやつです。
そのため、クマンに対する憎しみは並々ならぬものがあります。
神)では、次回に続く。