Crusader Kings Manual
Definitions of Terms − 用語の説明とコマンドの使用方法について −
- Crusader Kings(CK)で使われる用語の説明、及びコマンドの使い方についての解説です。
基本用語
- Dynasty
王朝・王家。ゲームでは、王家、公家、伯家と訳し分けられるべきか。一人の当主(王・公・伯)が率いる「家」を表す。
- Province
州。最小単位の国土。様々な地形・風土による特徴を備える。一つの州には一つの「伯」の称号が与えられている。
- Demesne
領地。ゲームでは、君主の統治する直轄領を表す。
- Realm
王国・領土。一人のLiegeを戴く「国」を表す(属国も含む)。
- Coat of Arms
軍旗。Dynastyを表す家紋。CoAと略される。
- Liege
宗主国・封主。最も高い地位にいるLiegeは、King(Emperor)。
- Vassal
属国・封臣。Liegeに従う国・家臣。自家よりも下の地位の者しかVassalにできない。
- Title
称号。保持者の身分を表す。ゲームにおける最も重要な概念の一つ。プレーヤーが獲得し、継承できる称号は「King(Emperor)」「Duke(Prince)」「Count」の三種類。
- Hierarchy
位階・階層制。Realm内では「王」-「公」-「伯」、Province内では「貴族」-「聖職者」-「商人」-「農民」と形成されたピラミッド式階層制を表す。ゲームの根幹を成す概念。
- King(Emperor)/Kingdom(Empire)
王(皇帝)/王国(帝国)。Hierarchyの最上位に位置する君主。King(Emperor)自身は決してLiegeを持たない独立した君主。
- Duke(Prince)/Duchy(Principality)
公/公国・公領。Cultureが、カトリック教国では「Duke」、オーソドックスでは「Prince」。Countを従えることができる。
- Count/County
伯/伯国・伯領。最下位の君主。Vassalを従えることはできない(独立していることは可能)。
- The Pope
教皇・法王。聖職者教育を受けた者だけが就任可能。プレー不可なAI担当君主で、領土は選挙制により継承される。Kingと同等の地位に設定されている。
- Archbishop
大司教・大主教。聖職者教育を受けた者だけが就任可能。プレー不可なAI担当君主で、領土は選挙制により継承される。Dukeと同等の地位に設定されている。
- Bishop
司教・主教。聖職者教育を受けた者だけが就任可能。プレー不可なAI担当君主で、領土は選挙制により継承される。Countと同等の地位に設定されている。
- Papal Controller
教皇を操る者。教皇権代執行者。Popeが死亡した場合、新たな教皇の選出が行われ、同時に新しいPapal Controllerが誕生する。Papal Controllerは、ExcommunicationとRevoke Excommunicationのコマンドが使用可能になる。
- Crusade/Crusader
十字軍/十字軍戦士。教皇の呼びかけにより発生するイベント、及びそれに参加する者。異教徒を撃破し、領土を奪うとPietyとPrestigeのボーナスが得られる。これに参加することを拒むと、ペナルティーとしてPietyを失うことがある。
- Positions
役職。主に君主の補佐官たち。彼らを任命することでコマンドの実効力を上げるなど、様々な効果が期待できる。
- Marshal
将軍・軍指揮官。軍事を補佐する。この値が高い者を任命すると、野戦時に相手に与える攻撃効果が高くなる。
- Chancellor
外務長官・主席外交官。外交を補佐する。この値が高い者を任命すると、外交コマンドの成功率が上がる。また、VassalのRoyalty増加は、この能力によって補正される。
- Spy Master
諜報部長。謀略を補佐する。この値が高い者を任命すると、暗殺コマンド(Send Assassin)の成功率が上がる。
- Steward
家宰。Demesneを切り盛りする。この値が高い者を任命すると、より多くの収入が得られる。
- Diocese Bishop
助祭。宗教教育を受けた者のみ任命可能。司教領を与えることができる。
- Courtyer
無役・布衣。役職に就かない家臣。
- Social Groups
社会階級(階層)。税負担や軍隊における役割などにより4つの階級に分かれる。
- Nobles
貴族階級。最上位に位置する集団。農民階級とは対極にあり、Noblesに力を与えると、Peasantsの力を奪うことになる。 税を納めることは少ないが、軍隊ではKightを供給できる唯一の集団。
- Clergy
聖職者階級。2番目に高い位置に属する集団。商人階級とは対極にあり、Clergyに力を与えると、Burghersの力を奪うことになる。税を納めることは少ないが、軍隊ではLight Cavarly、Heavy Infantryを多く供給する。
- Burghers
商人階級。3番目の位置に属する集団。聖職者階級とは対極にあり、Burghersに力を与えると、Clergyの力を奪うことになる。税を多く納め、軍隊では主にPikemen、Archersを供給する。
- Peasants
農民階級。最下位に位置する。貴族階級とは対極にあり、Peasantsに力を与えると、Noblesの力を奪うことになる。税を最も多く納め、軍隊では主にLight Infantryを供給する。
- Status
ステータス。Realmの状態・実力を表す一つの指標。画面最上部で常時確認できる。
ゴールド、信仰値、威信値の三つでこれは同時に君主個人のステータスでもある。
- Gold
ゴールド・資金。様々なコマンドの実行に必要な資金の量。
- Piety
信仰値。Reputationの低下を改善する効果がある。VassalであるArchbishop・Bishopの忠誠心の増減に影響する。
- Prestige
威信値。主にTitleを要求する際に必要となる。俗界のVassalの忠誠心の増減に影響する。
- Heretics
異教徒たち。宣戦布告(Declare War)なしで戦争を仕掛けることが出来る。Crusadeの対象となる。
- Muslim
イスラム教・イスラム教徒。主にアフリカ・アジア方面に展開する勢力。最新の技術を保有し、極めて強力。
- Pagan
パガン・異教徒。主にリトアニア・ルーシ方面に展開する勢力。技術は遅れがちで、土地も痩せている。
- The Mongol Hordes
モンゴル・コンゴル人。13世紀半頃、突如ヨーロッパ・アジアを襲う最強の騎馬民族。Golden HordeとIlkanateの2集団がある。Horse Archersを率いることのできる唯一の勢力。
- Troop Types
軍隊は人数だけではなく、各種の部隊とそれらの持つ強弱を総合して構成される。
- Knights(Heavy Cavalry)
重装騎兵。貴族階級から徴集される。練度とモラルが優れている。非騎乗ユニットに対して非常に有効だが、矛兵はこのユニットにとって致命的な相手である。
- Light Cavalry
装甲との交換で速度を手に入れた軽騎兵。スタンダードな軍事ユニットであり、ほとんどのユニットに対して有効。
- Horse Archers
騎馬弓兵。モンゴルの十八番。このユニットはモンゴルとアラブのみが編成できる。このユニットは戦闘中頻繁に矢を放ち、全ての重装甲ユニットに対して致命的なまでに有効である。全ての戦闘フェイズで攻撃を行うことができる。
- Pikemen
矛兵。この対騎兵ユニットは騎士に対して特に有効。また他のユニットに対しても有効である。
- Heavy Infantry
この重装歩兵は他の歩兵ユニットと真っ向から戦うことができる。弓兵、矛兵、軽歩兵に対して特に有効である。
- Archers
軽装甲の弓兵。重装甲ユニットに対して非常に有効。全ての戦闘フェイズで攻撃を行うことができる。
- Light Infantry(Militia)
軽装歩兵。弓兵以外に対しては何ら有効ではないものの、多数で運用すればコストパフォーマンスに優れる。
情報用語
- Character Details ----- 個人情報。
- Trait ----- 個人的特徴。
- Royalty ----- 忠誠度。Vassalにのみ表示されるが、廷臣も持っている。
- Parents ----- 両親。
- Spouse -----配偶者。
- Children ----- 子供。
- Successor ----- 後継者。
- Court Member(Courtier) ----- 廷臣。
- Province Details ----- 州情報。
- Improvements ----- 建設物。
- Income ----- 収入。
- Plunder ----- 略奪した際に得られる利益。
- Religion ----- 宗教。
- Culture ----- 文化。
- Terrain ----- 地形。
- Fortification ----- 防御施設。
- Supply Limit ----- 補給可能兵士数。
- Realm Status
領国状態。主要な項目における領国の状態。
- Manpower
現有兵士数。最大数まで毎月わずかずつ増加する。最大数は収入により増減する。
- Efficiency
統治効率。領主が直轄地をどれだけ効率的に支配しているかを表す。これが低下すると、収入が減少する。
- Claim
クレーム。現在主張している称号の継承権。これを口実に戦争を仕掛けることができる。
- Reputation
評判。君主の国際間における評判・信用。これが低下すると、属国の離反を招く危険性がある。
- Province Effects
州の効果。州に一時的に起こる付加効果。
- Looted
略奪。侵略者や軍による略奪を受けた状態。収入の減少、兵員消耗率の上昇の効果を伴う。
- Heretic
異端。住民が旧来の宗派を捨て、新たな教えと祈り実践している。統治者にHereticの特性が付くことがある。
- Bubonic Plague
腺ペスト。腺ペストが地域に蔓延している。施設の建設の遅延、兵員消耗率の上昇、海上輸送費の増加、収入の減少が起こる。
- Bubonic Plague Immunity
腺ペスト予防。防疫手法が功を奏し、腺ペストの蔓延が終わる。州からBubonic Plagueの効果が取り除かれる。
- Pneumanic Plague
肺ペスト。肺ペストが地域に蔓延している。施設の建設の遅延、兵員消耗率の上昇、海上輸送費の増加、収入の減少が起こる。
- Pneumanic Plague Immunity
肺ペスト。防疫手法が功を奏し、肺ペストの蔓延が終わる。州からPneumanic Plagueの効果が取り除かれる。
- Malaria。
マラリア。マラリアが地域に蔓延している。施設の建設の遅延、兵員消耗率の上昇、海上輸送費の増加、収入の減少が起こる。
- Dysentry
赤痢。赤痢が地域に蔓延している。施設の建設の遅延、兵員消耗率の上昇、海上輸送費の増加、収入の減少が起こる。
- Small Pox
天然痘。天然痘が地域に蔓延している。施設の建設の遅延、兵員消耗率の上昇、海上輸送費の増加、収入の減少が起こる。
- Typhoid Fever
腸チフス。腸チフスが地域に蔓延している。施設の建設の遅延、兵員消耗率の上昇、海上輸送費の増加、収入の減少が起こる。
- Poor
貧困。農業生産が減少し、土地が荒廃している。収入の減少、兵員消耗率の上昇が起こる。
- Prosperous
繁栄。農業生産が拡大し、開墾が盛んになる。収入が増加する。
- Rich
豊作。農業生産が拡大し、開墾も増え、商品生産が盛んになる。収入が増加する。
- Struggling
恐慌。農業生産が低下し、土地が放棄され、街も荒廃している。収入の減少、兵員消耗率の上昇が起こる。
- Revolt
一揆。反乱者たちが領主に反旗を翻している。収入の減少、社会階級の忠誠心低下が起こる。
- Demesne Penalty Modifier
統治ペナルティ修正。Efficiencyがマイナス修正されること、あるいはその値。
- Construction(Building) Time
建設速度。施設建設に掛かる時間。疫病の発生などにより大幅に延びることがある。
- Attrition Modifier
兵員消耗修正。脱走などにより兵力が減少すること、あるいはその値。中立勢力の領内に駐屯すると兵力に関わらず1%、敵対勢力の領内に入ると2%ずつ消耗する。
- Recruitment Speed
徴兵速度。ユニットの兵力が増える速さ。Training Ground、War Academyを建設すると速さが増す。
- Attack Value
攻撃値。攻撃の有効性。この値が高いものほど、相手に与える損害が大きい。
- Defense Value
防御値。防御の有効性。この値が高いものほど、味方の受ける損害が小さい。
- Strength
兵力。現在その兵科に所属している人数。次の戦闘で戦うことのできる健康な者だけが数えらる。
- Attrition
消耗。行軍や攻城で脱走、死傷する者の割合。1.0=1.0%
- Moral
士気。この値が高いものほど、長時間の戦闘に耐えられる。0になると敗走する。
- Combat Phases
戦闘フェイズ。接敵すると自動的に開始する。6つのフェイズから成り、一方が退却、全滅するまで繰り返される。
- Maneuver
作戦行動・着陣。戦闘開始前の数日間が、このフェイズで消化される。
- Advance
矢合わせ。このフェイズでは、ArcherとHorse Archerのみ行動可能。
- Skirmish
偵察・小競合い。Archer、Horse Archer、Light Cavalry、Light Infantryが行動可能。
- Front
前面・前線衝突。全ての兵科が戦闘に参加。最もMoral、兵士数が変動するフェイズ。
- Flank
側面攻撃。全ての兵科が戦闘に参加。
- Retreat
退却。一方のMoralか兵士数が0になると退却する。
コマンド
- 州に対するコマンド
- Declare War
宣戦布告。相手がキリスト教徒の場合、Grab Titleで相手の称号にクレームを付け、それから宣戦布告ができるようになる。
相手が異教徒、ムスリムの場合は称号の要求は必要ない。
- Send Assassin
暗殺者を送る。諜報に優れた者を密偵にすることで、成功率が高くなる。
称号を持った者の暗殺が廷臣や、不妊症の妻よりも遥かに難しいことに注意。
- Mobilize Host
動員令。自分の全直轄地から兵士を動員する。
- Grand Mobilization
総動員令。自分の全直轄地から兵士を動員し、全ての家臣に派兵を要請する。
家臣が要請に従うかどうかは忠誠心次第。また家臣の部隊の指揮権が必ず君主に委ねられるとは限らない。
- Offer Alliance
同盟提案。君主間で結ぶ戦時における相互支援協定。
支援の名目で戦争に介入され敵の領地を掠め取られないように注意。
- Offer Marriage
婚姻申込み。他家へ縁談を持ち掛ける。
- Offer Vassalization
従属要求。他の君主に対し自分の家臣になることを要求する。
- Send Gift
金品を贈りVassalの忠誠心を高める。反乱の抑止のほか、属国への資金援助としても使える。
- Grant Title
称号の許可。家臣や子供に称号を与える。これは彼らの忠誠心の向上と、彼らの立場の強化に有効である。
- Grab Title
称号の横取り。称号をひったくる、あるいは盗むために多かれ少なかれ正当なクレームを名声を消費して作る。
これは十分な名声および戦争を起こす力を持っている場合にのみ可能。
- Usurp Title
称号の強奪。称号に属する領地内の少なくとも2/3の州を保持する場合、その称号を強奪することが出来る。
称号を強奪された場合には、強奪者へのクレームが与えられる。また戦争をするためにそのクレームを使うこともできる。
- Revoke Title
称号の没収。家臣の称号を取り上げて自分の元に戻す。
これを行うと家臣が不満を持ち、戦いを挑んでくる可能性がある。
- Create Bishopric
司教領の作成。直轄地を教会に与えて司教領にし君主の信仰心を向上させる。
君主の信仰心は司教の忠誠心に影響を与え、司教は彼の家来の信仰心から忠誠心ボーナスを得る。
司教はローマ教皇に選出される可能性がある。
- Create Title
称号の作成。歴史上のクレームの付いていない称号を作成し、名声を大幅に向上させる。
作成のためには称号に属する領地内の少なくとも2/3の州を保持しなければならない。
- Excommunicate
破門宣告。教皇を操るものは破門の宣告と撤回を行うことが出来る。
君主を破門することは彼の継承権を妨害し、また彼の称号を要求もしくは強奪することはかなり容易になる。
- Revoke Excommunication
破門撤回。破門の効果を対象者から除去する。
- Laws
法。Heritage、Realm、Religiousの3つ。一度変更すると20年変更が効かない。
- Advances
技術・進歩。国の発展の根源となるもの。
- Military Advances
軍事技術。武具や戦術などユニットの性能を上げるもの、兵器など。
- Economy(Production) Advances
経済(生産)技術。ほとんどの技術が収入増加に直結する。
- Cultural Advances
文化技術。社会階級の忠誠心を上げるもの、イベントに影響するものなど。
- ユニットに対するコマンド
- Land Movement
陸上移動。キリスト教国の領土は自由に移動できるが、Muslim、Paganの領地は宣戦布告しないと侵入、横断できない。
- Sea Movement
海上移動。陸上移動よりも速く部隊を移動させることができるが、コストが掛かる。
- Merge
合流。同一の君主が支配する直轄地から動員されたユニットが、同一の州にいる場合、これを一つにまとめることができる。
- Split
分割。一つにまとめたユニットを分割し、別行動を採らせる時などに有効。
- Disband
解散。ユナットをもとの州に返す。兵数が0になると自動的に解散する(その州で召集可能な最大兵士数の1/10以上が揃うまで動員できない)。
- Pillage!
略奪。州を力で支配し、住民以外の価値あるもの全てを奪いつくし、1個のパンさえない状態が冬まで続くことになる。
敵の領地を略奪し嫌がらせをするのが基本的な使い方か。
Law -国法
これらは自分の直轄地と廷臣にのみ影響を及ぼし、属国はそれぞれ独自の国法を定めます。
Heritage Laws − 王が死んだときその領土をどのように引き継ぐかを決めます −
- Salic Primogeniture
王の息子の中で最も年長な者がすべての遺産を継ぐ。
該当する人物がすでに死んでいる場合は、その息子の中で最も年長な者が継ぐ。最も年長な息子が継ぐことができないときは、2番目に年長な息子が継ぐ。
- Semisalic Primogeniture
Salic Primogenitureのシステムで女系男子も継ぐことができるようにしたもの。
- Salic Consanguinity
王の子供の中で最も有力な者がすべての遺産を継ぐ。
該当する人物がすでに死んでいる場合は、その兄弟の中で最も年長な者が継ぐ。王の子供が全員死んでしまっている場合は、王の孫の中で最も有力な者が継ぐ。軍事能力、名声、領地によって
だれが最も有力な人物か決められる。
- Semisalic Consanguinity
Salic Consanguinityのシステムで女系男子も継ぐことができるようにしたもの。
- Salic Gavelkind
年長な者から順番に、王の息子〜孫が平等に遺産を受け継ぐ。
ただし、王の娘の子供は遺産を継ぐ権利はない。
- Semisalic Gavelkind
Salic Gavelkindのシステムで、男性/女性の区別をなくしたもの。
- Elective Law (初期設定)
最も有力な男の家臣がすべての遺産を継ぐ。
軍事能力、名声、領地によってだれが最も有力な人物か決められる。
Realm Laws − 兵科構成の比率や、各階級に課す税の比重を大枠として決定します −
- Royal preorgatory law
統治者に馬上試合イベントが発生します。属国の忠誠度は時間とともに減少します。軍隊は重装備な傾向の混成部隊です。「文化的進歩」による忠誠心+効果を、貴族・商人・農民に対して最大限応用することができます。
- 属国への税は0〜100%が可能です。
- 貴族への税は50〜100%が可能です。
- 商人への税は25〜100%が可能です。
- 農民への税は25〜100%が可能です。
- Feudal contract law
統治者に馬上試合イベントが発生します。属国の忠誠度は時間とともに増加します。軍隊は重装備な傾向で騎士に重点を置きます。「文化的進歩」による忠誠心+効果を、商人・農民に対して最大限応用することができます。
- 属国への税は0〜50%が可能です。
- 貴族への税は0〜50%が可能です。
- 商人への税は50〜100%が可能です。
- 農民への税は50〜100%が可能です。
- Traditional custom law
馬上試合イベントが発生しません。属国の忠誠度は時間による変化を受けません。軍隊はさまざまな装備の混成部隊で、騎士は少数です。「文化的進歩」による忠誠心+効果を、貴族・商人・農民に対して税率70%まで応用することができます。
- 属国への税は0〜70%が可能です。
- 貴族への税は0〜70%が可能です。
- 商人への税は0〜70%が可能です。
- 農民への税は0〜70%が可能です。
- Popular law
馬上試合イベントが発生しません。属国の忠誠度は時間による変化を受けません。軍隊は軽装備な傾向で槍兵と弓兵に重点を置きます。「文化的進歩」による忠誠心+効果を、貴族に対して最大限、商人・農民に対して50%まで応用することができます。
- 属国への税は50〜100%が可能です。
- 貴族への税は50〜100%が可能です。
- 商人への税は0〜50%が可能です。
- 農民への税は0〜50%が可能です。
* 部隊構成の兵科については、「MOD」-「CK 兵科構成リファレンスファイル」を参照して下さい。
* 「文化的進歩」の税率への応用は、「税の種類と税率変更について」を参照して下さい。
Religious Laws − 教会の力をどの方面に活用するかを大枠として決定します −
- Regal supremacy law
宗教的な権威はイベントによって時間とともに上下し、高利貸しイベントも発生します。
領内の牧師の力により追加の兵士を得ることができます。
- 教会への寄付は0〜80%が可能です。
- カトリック司教へ就任する確率は、統治者80%、教皇20%です。
- Monastic supremacy law
宗教的な権威はイベントによって時間とともに上下し、高利貸しイベントは発生しません。
領内の牧師の力により追加の兵士の代わりに余分の金を得ることができます。
- 教会への寄付は50〜100%が可能です。
- カトリック司教へ就任する確率は、統治者30%、教皇70%です。
- Ecclesical balance law
宗教的な権威はイベントによって時間とともに低下し、高利貸しイベントは発生しません。
領内の牧師の力により兵士と金を少量得ることができます。
- 教会への寄付は30〜70%が可能です。
- カトリック司教へ就任する確率は、統治者50%、教皇50%です。
- Church supremacy law
宗教的な権威はイベントによって時間とともに向上し、統治者は高利貸しを禁止します。
領内の牧師の力により兵士や金を得ることはできません。教会と聖堂を建設する費用が安くなります。
- 教会への寄付は70〜100%が可能です。
- カトリック司教へ就任する確率は統治者0%、教皇100%です。
Starter Guide − CK初心者のための手引き −
(1)ゲームを始める前に
- オープニング・ムービーのスキップ
オープニング・ムービーは一度見れば充分でしょう。二回目以降、これをスキップするために、aviフォルダの「binkplay.exe」を適当な名前「_binkplay.exe」などに変えておきます(Critical Errorを避けるため、他のフォルダに移動させてもよいです)。
- ウィンドウ化ツール
カーソルの移動や情報画面の開閉が遅い場合、ウィンドウ・モードにするとこれが改善される場合があります。また、CKと同時にエディタや他のツールを使う場合、ウィンドウ・モードに設定しておいた方が便利でしょう。こちらから「Generarized Screen Switch」をダウンロード、解凍し、「Crusaders.exe」と同じフォルダ(Crusader Kingsフォルダ)に「PSSwitch.exe」を入れます。ツールをダブルクリックするとウィンドウ化されます。
- お見合いツール
CKではキャラクターの結婚相手を探すことの難しさが課題となっています。これを解消するために、こちらから「CK用 結婚相手発見ツール Ver. 1.03.02」を入手し、「Crusaders.exe」と同じフォルダ(Crusader Kingsフォルダ)に「omiai.exe」を入れます。ゲーム中、必要に応じてこれを使用し効率化して下さい。
- 公式パッチについてはこちら:CK公式パッチ
(2)MOD(参考) *必要のない方はこの作業を飛ばして下さい。
(修正中)
(3)ゲームの開始
いよいよCKが始まります。好きな国、人物のある方は、それを選択すれば問題ありませんが、そうでない方はどの君主で始めるか非常に迷うところです。君主選びのポイントとしては、「立地」「肥沃度(経済力)」「技術力」「十字軍」「称号」が挙げられるでしょう。
- 担当君主選択
- 立地で選ぶ
a) 異教徒が近くに存在する地域は、常に彼らの侵入に注意しなければない反面、十字軍活動の際に、真っ先にこれに当たることができます。異教徒に対しては、Claim(称号継承権の主張)を必要としないため、地続きの領土を早く手に入れたい方はイベリア、ルーシ諸侯でプレーしてみるとよいでしょう。
b) 沿岸部に位置する州は、様々なメリットを得ます。移動、港湾施設の収入、技術の流入(主要港のある一部の州)などです。早く国力をつけて一大勢力を築きたい方は、沿岸部に進出しやすい国を選ぶとよいでしょう。イベリア、ドイツ王領北部、北欧諸侯などは、異教徒が近くに存在する場合、発展の余地が多いにあります。
- 肥沃度(経済力)で選ぶ
CKでは、州は固有の収入を持っていて、施設建設などにより「豊かな州はより豊かに」「そうでない州はそれなりに」発展します。西欧諸侯は初期の技術力、施設建設でイスラム諸侯に遅れを取りますが、土地の肥沃度という点では、彼らに勝ります。歴史的な重要都市を保持する君主や、それらを奪うのに有利な周辺国君主でプレーするとよいでしょう。
- 技術力で選ぶ
初めから高い技術力を持つ国を選ぶと、優位にゲームを進めることができます。全体としてイスラム諸侯とその周辺は高い技術力を持っていますので、技術力を重視する方は、ビザンツ諸侯などのイスラム周辺国で始めるとよいでしょう。イスラム周辺国でなくとも、主要港のある州は技術的進歩が顕著(海を越えて技術が流入する)です。ただし、あまり離れていては流入が遅れます。イタリア諸侯がお勧めです。
- 十字軍で選ぶ
CK最大のイベントである「Crusade(十字軍)」は、カトリック教国にのみ影響を与えます。このイベントを最大限楽しみたい方は、カトリック教国でプレーするとよいでしょう。
- 称号で選ぶ
CKには、「王」-「公」-「伯」三段階の称号があります。「ゲームは苦労が多いほど、楽しみも深い」と考える方は、「伯」から始めてみるとよいでしょう。「ほどほどに強く、そして面白い」を望む方は、「公」から始めてみるとよいでしょう。
(4)ゲームを始めてから *ゲームがスタートしたら直ぐにキーボードの「Pause」ボタンを押して、進行を一時停止して下さい。
さて、担当君主を決め、これから王国の建国、発展を目指して行くわけですが、まず何から始めたらよいか。ゲーム開始後、やっておくべき事柄を挙げてみましょう。
- 状況の把握
- 勢力
画面左端、ミニマップの近くにある小旗マーク「View Relation Map」をクリックします。勢力範囲が、宗主国、属国を含めて表示されます。「公」以上で始めた場合は、属国の位置を確認しておきます。
- 人物
ポートレートを開いて、当主の配偶者、子供、後継者、配下、Claimの有無を確認します。配偶者がいない場合は、他所からこれを迎えなければなりません。後継者はどうでしょうか。得体の知れない人物が後継者になっていませんか? 右下に紋章がある場合、既にどこかの称号をClaimしていることを表しています。「Prestige」「Piety」「Gold」も確認しておきましょう。
- 国力
右上のCoA(紋章)をクリックして、国力(「Income」「Manpower」「Demesne」「Efficiency」)を確認します。「Efficiency」が100%未満の場合、あなだが直轄領を多く持ちすぎていることを表しています(今後改善が必要です)。
- 州情報
直轄地をマップ上でクリックして、州情報画面を開きます。今建設されている施設の種類や社会階級の権力比、忠誠心などを見てみましょう。宗教、文化、地形なども知っておきましょう。
- 初めのコマンド
- 法律の変更(確認)
右上のCoAをクリックして宮廷画面を開き、杓と宝珠のイラストをクリックします。「Laws」が現われたら、現在施行されている法律を確認し、Wikiの各Lawの解説を参考にして、必要があれば好みの法律に変更します。
- 称号の宣言
マップ上の自家のCoAをクリックして、左のコマンド群の「Create Title」を押します。現在宣言できる称号がないか確認して下さい。また、宣言に必要な資金、領地がどのくらいか確認して下さい。称号の宣言は最も優先すべき事項です。あなたがこれに躊躇している間に、他の勢力が先に宣言してしまうこともあります。資金と領地が充たさたら、急いで宣言しましょう。
- 研究項目の決定
右上のCoAをクリックして宮廷画面を開き、杓と宝珠のイラストをクリックします。「Adavances」のタブを押して現在行われている研究を確認し、必要な研究に変更します。
- 役職者任命
止められていたゲーム進行を解除して、ゲームを数日だけ進めます。配下の人数が増えていないか確認しましょう。右上のCoAをクリックして宮廷画面を開き、5人の人間が描かれたイラストをクリックします。現在あなたの宮廷に属する宮廷メンバーの中から役職者を任命します。
- 施設建設
資金に余裕があれば、施設を建設することができます。州情報画面を開き、州内イラストをクリックしましょう。赤く表示された施設は現在建設不可(資金の不足など)、緑色で表示されたものは建設可能施設です。施設の上でカーソルを止め効果を確認した後、クリックすると建設が実行されます。
- 婚姻申込み
当主に配偶者のいない場合、婚姻を行うことが急務になります。自家の宮廷内で婚姻する場合は、マップ上の自家のCoAをクリックして、左のコマンド群の「Offer Marriage」を押します。特定の勢力から相手を選ぶ場合は、マップ上の他家のCoAをクリックして「Offer Marriage」を押します。不特定勢力の中から、配偶者の能力によって相手を選ぶ場合は、一度ゲームをセーブして「お見合いツール」を起動させます。条件に合わせて検索して「名前」「州番号」をメモします。ゲーム画面で「?」を入力し、入力欄に「州番号」を入れます。画面移動先のCoAをクリックして、「Offer Marriage」を押します。当主以外の婚姻も全て同じ方法で行います。
- 税率の変更
Wikiの「Tips」-「税の種類と税率変更について」を参考にして、必要があれば税率を変更します。
- 直轄領の分配
「Efficiency」が100%未満であった場合、これを100%に近づけるようにしなければなりません。宮廷に属する配下に領地を分け与えるには、マップ上の自家のCoAをクリックして、左のコマンド群の「Grant Title」を押します。属国が既にあり、さらに彼らに領地を分け与えるには、属国のCoAをクリックして「Grant Title」を押します。当主の息子たちの成人(16歳)が間近である場合、急いで配下に領地を分配してしまう必要はないでしょう。
(5)その後の進め方
- 全体的な方針
急いで領土獲得と行きたいところですが、国力のないうちは中々そうも行きません。まずは、資金をため子孫を増やして行くことに辛抱して下さい。獲得した領土も、引き継がせる息子たちがいなければ、他人のものになってしまいます。Claimを獲得し、領土獲得に乗り出したら「Reputation」に気を付けて下さい。称号の略奪により傷ついたあなたの評判が、折角築いた王国を崩壊させることになります。じっくりと、慎重に行くのが繁栄への近道です。
- 戦略
収入と技術の双方を秤に掛けて、どの州を獲得すべきか戦略を練って下さい。また、「Create Title」で次に狙うべき称号を見つけ出し、必要な領土を獲得して行くのもよいでしょう。「実を取るか、名を取るか」です。
- 外交
婚姻は相手の能力を重視して行うか、領土乗っ取りの「仕込み」として行うかで選択肢が異なります。領土乗っ取りを狙う場合、后の実家や娘の嫁ぎ先の相続法が重要です。同盟関係には注意して下さい。戦争相手に強力な同盟国がいる場合は警戒が必要です。また、自家の同盟国が戦争に参加した場合、領土を掠め取られないように注意しましょう。
- 州経営
社会階級の忠誠心の増減には、注意を払っておきましょう。施設は基本的に好みのものを建てて行けばよいでしょう。ただし、徴兵には時間が掛かるので、徴兵効率を上げる「Training Grounds」は、なるべく早めに作っておいた方がよいでしょう。早く「Prestige」や「Piety」を上げたい場合は、建設完了時のボーナスや年度ボーナスのある施設を優先的に建てて行くとよいでしょう。
- 十字軍
カトリックとギリシャ正教、イスラム異教、そして地位ごとに対処方法が違うので別に説明します。
- カトリック教国
十字軍の影響を直接受けます。十字軍が発動すると貴方の国の信仰心がどんどん減っていきます。これは期待の裏返しであり、勢力が大きいほど異教徒の殲滅を期待=異教徒をいつまでも殲滅しない/できない貴方の信仰心を疑います。そのため国が大きいほど、また位が高いほど減りやすくなります。さらに下落の量は年々増えていきます。
- 国王(カトリック教徒の皇帝)
十字軍の開始と共にその期待ゆえに大きく信仰が下がっていきます。信仰の下落を止めるのはほぼ不可能でしょう。この場合、方法としては幾つかあります。
【日本語版CKの場合】:カトリック/ギリシア正教以外の土地を征服すれば信仰がプラスされます。根本的な解決にはなりませんが基本的に日本語版では十字軍が止まることはほとんど無いので、弱い異教徒を見つけたら叩いて信仰を稼ぎましょう。
ただし一気に異教徒を殲滅せず、ある程度次の代に残しておかないと信仰のダウンがとめられないので注意して下さい。
また、1066年から開始するとムスリムや無宗教国の方が強い場合が往々にしてあります。その場合は無理せず国力を貯めておきましょう。信仰のマイナスは司教領などをつくり信仰をカバーするのも良いでしょう。下落自体は止められませんが十字軍開始時の下落量は少ないので他国に侵攻するのを我慢できるなら無視するのも手です。
【英語版CKの場合】:最新版の英語版だと若干十字軍の扱いが違います。まず十字軍に『攻略目標』が現れます。これは通常画面の十字軍の旗に矢印をあわせると見ることが出来ます。『攻略目標』以外の領土を勝ち取ってもさほど信仰は得られません。
ただし『攻略目標』の領土を得ると莫大な信仰を得ることができます。そのた侵攻作戦を練るときは『攻略目標』をピンポイントで狙いましょう。
ですが1066シナリオの序盤で『攻略目標』を狙えるほど国力が無い場合は、そのまま何もせず傍観するのも手です。新verでは欧州各国がエルサレムを目標とした第一次十字軍に積極的に参加します。何もせずとも他国が『攻略目標』を落としてくれるでしょう。また、ローマ教皇は諦めて十字軍を取消すこともよくあります。
なお十字軍目標を全て得ることに成功すると十字軍は以後発生しなくなります。それを狙うのも手ですが、序盤はイスラムの方が上です。無理せず力を貯めたほうが無難でしょう。信仰は基本的に司教領をつくり一時的に確保する方が賢明です。また侵攻に成功した場合、50年は動かない方が良いでしょう。あまりイスラムに宣戦布告するとイスラム教国を全て敵に回し一気に滅亡する可能性もあるからです。
- 十字軍目標都市
Jerusalem, Antiocheia, Alexandria, Byzantion,
Rome, Palermo, Tunis, Burgos, Lisbon, Cadiz, Toledo
- 公爵
【英語版、日本語版共通】
公爵といっても王様ではないのであまり信者からも期待されず、信仰の下落量は少ないです。大きな領土をもっていれば別ですが、基本的に教区司教を任命し教会への寄付を大目に行いえば信仰の下落をある程度止めることが可能です。あぶなくなったら司教領をつくり信仰を回復するのも良いでしょう。
ただし注意としてはイスラムが平和な時に戦争をふっかけないことです。仮にドイツ王国(神聖ローマ帝国)の配下であっても、序盤で全イスラムを敵に回すと一気に主君を引きずり込んで滅亡への道をまっ逆さまに落ちる事になりかねません。
十字軍を行う時は、イスラムの政治状況を良く確認して、イスラム同士の対立が激しいのを見計らって行動してください。
Technology and Advances FAQ − 技術と進歩について −
(1)はじめに
CKの技術(進歩)は、ゲームをプレーする上での一つの重要な要素ではありますが、これに対し常に注意を払っておく必要はありません。しかし、これを理解することで、有利にゲームを進めて行くことができるでしょう。
(2)基礎
技術・進歩について、はじめに理解しておかなければならない点は以下の4つです。
- 技術は、各州が独自に保有します。
- 技術の研究は、国の首都で行われます。
- 技術の進歩は、予測可能な順序立ったものではありません。
- 新しい技術は、伝播によっても獲得されます。
(3)技術の研究
技術は軍事・生産・文化という3つのカテゴリーに分かれています。1つのカテゴリーには10のグループがあり、さらに、5つのレベルに分けられます。研究は各カテゴリーから、それぞれ1つずつグループを選び行います。技術の研究はコストを必要としません。
- 「カテゴリー(3)」-「グループ(10)」-「レベル(5)」
各レベルの技術が発見されるまでの最長期間は以下の通りです。
- Level 1 – 5〜10年
- Level 2 – 8〜15年
- Level 3 – 15〜25年
- Level 4 – 25〜50年
- Level 5 – 50年〜
- Lv.5に到達するまでに、最長で150+数年の期間が必要であることが分かります。技術の発見は運に左右されるため、数年でいくつかのレベルの研究が一気に完了することもあります。
- どのグループを研究の対象として選ぶかは、非常に大きな問題ですが、以下の点に注意して効率的な研究を行って下さい。
- 近隣の州が既に発見している技術は研究を行わず、伝播に期待する(緊急の場合を除く)。
- その技術が首都に伝播し、それ以上のレベルの伝播による獲得が見込めなくなって初めて、研究に着手する。
(4)技術の獲得
技術は以下の3通りの方法で獲得することができます。
- 首都でプレーヤー自身の研究によって獲得する。
- 他の州から伝播し、自国のものとなる。
- あるイベントにより獲得する。
- ここで注意しなければならないのは、上の方法で獲得した技術は、獲得した州でのみ使用されるということです。つまり、あなたが複数の州を統治していた場合、研究によって獲得された新技術は当初首都でのみ使用されるため、他の領地でこれを使うには伝播を待たなければなりません。言い換えると、首都は経済的に、あるいは軍事的に常に有利な状況にあります。そのため、戦争において首都の部隊は大規模で、実力は他の直轄地に勝るため、最も信頼できる部隊なのです。むろん、他の直轄地に首都よりも先に最新技術がもたらされた場合は、この限りではありません。
- 技術の伝播は運に左右されることが多く、それがいつ、どの州に伝えられるかを予測するのは難しいでしょう。有力な港を持ついくつかの州は、海を越えて技術が伝えられるため、他の州よりも進歩が速く非常に有利です。首都における新技術の発見を待たずに、他国からこれを獲得することもあります。また、伝播は段階的なものではなく、いくつかのレベルを飛び越えてもたらされる場合もあります。
- 獲得した技術は、比較的早く自国の直轄地に普及します。そして、属州にゆっくりと伝えられて行きます。さらに、国境を越え辺境へと伝えられて行き、世界の至るところで使用されます。折角手に入れた技術を他国に知られてしまうのを残念に思うかもしれませんが、あなた自身も他国から恩恵を受けているわけです。400年の間に150の技術全てを獲得するのはとても難しいことです。
- 技術を獲得することのメリットは様々ですが、軍事技術はあなたの軍隊をより強力にし、戦争を有利にします。生産・文化のそれは、あなのたの収入を増加させ、あるいは州の住人を幸福にする(忠誠心の増加、つまり税収の増加が可能)ことにより恩恵を与えます。また、一見役に立たないようなものでも、隠れた効果を持っています。進歩の度合いを加速させ、新しい技術を獲得する踏み台となるものもあります。
* 研究項目については、飛行雑技団さんのホームページで詳しく和訳されていますので参考にして下さい。
http://park2.wakwak.com/%7Eyps/ck/