1067年、ドイツ。
チューリンゲン方伯ルードヴィクの妹ウタは16歳になろうとしていた―――
ようやくか…この時の為に25歳まで独身で待ったんだ!
結婚しよう、ウタ!
うんっ、お兄ちゃん♥
&ref(ユッテ.png)宰相 ユッテ)えっ
いや、実の兄妹はいかんでしょ
兄妹だけど愛さえあれば関係ないよねっ!
&ref(セシリー.png)母 セシリー)はぁ…昔から仲のいい兄妹でしたが、まさかこうなってしまうとは。
ですが、本当に愛し合っているのなら、もう誰にも止めることはできません。せめて二人とも、良き夫良き妻になりなさいな。
うんっ!
これから先、どんな苦難が訪れようとも。二人なら、きっと乗り越えていけるよ!
のっけから禁断の恋を叶えてしまったルードヴィクとその妹ウタ。
さて、二人の、そしてチューリンゲンの行く末に、どんな運命が待ち受けているのだろうか!?