おはよう、ビュザンティオン!
私はアドリアノス・パレオロゴス。
ローマ人の、そして君たち自身の皇帝だ。
すこし話をしよう。
我々は非常に困難な時代を生きている。
アドリアノスの悲惨な統治能力
前々皇妃ヨアンナの放蕩によって帝国財政は崩壊 ヴェネツィア商人による不動産差し押さえは30数回に及んだ
だがこんなことは、そう長くは続かない。
ローマ市民よ。我々は困難に打ち勝つ。
我々は取り戻す。
秩序、平和、豊かさを、この手で取り戻す。
アドリアノス・パレオロゴスを信頼せよ。
すべてが変わる。いま。ここで。
誓おう。果断な行動を。
帝国は、甦る!
(歓呼)
帝国は、また甦る!
(大歓呼)
おはよう、偉大なるローマの人民よ。
すこし話をしたい。
皇帝の権威を傷つけ、君たちローマ市民の利益を侵害する扇動者が
我々の中にいることを知っていたかね?
ダヴィドの施政下で諸侯たちは不満をつのらせていた
中心はマケドニア公ゼノビオス・アンティオキテス 同家はコンスタンティノス11世の治世以降ずっと叛逆的だった
彼らは反キリストだ。
彼らは安心、秩序のかわりに不安と混乱をもたらす。
それが反キリストの喜びだからだ。
帝国のことや君たち人民のことなど、これっぽっちも考えてはいない。
この扇動者たちについて、はっきりさせておこう。
彼らが帝国を必要としないのなら、
ああそうだ、帝国もまた彼らを必要としない!
(大歓呼)
果断な行動 このためにアドリアノスの潤沢な個人資産が必要だった
まず、霊的な引用を。
皇帝アドリアノス・パレオロゴス自身が、あなたの心に届けよう。
たとえ山を動かすほどの信仰があっても、
愛がなければすべてがむなしい
おはよう親愛なる市民諸君!
即位一週間で悪評は0から4.7に
ドロストトゥムでは新伯が即座に叛乱
暗殺の嵐にさらされる皇帝
皇帝としての私の資質について疑問を呈する声が
ごく一部であがっていることは、私も承知している。
しかし善良なる市民よ。
聞かせてほしい。
皇帝に求められる最も重要な資質とは何だろうか?
——そうだ。そうなのだ、ビュザンティオンよ。
愛だ。
愛とは与えあうこと。分かちあうこと。
それができる者だけを皇帝と呼びたまえ。
1442年6月の帝国 直轄地分与による評判改善 同時にアドリアノスの領地を統治上限の6州に調整 / エピロス女公:皇妃シモニス・ルベニド サモス専制公:アドリアノス長男ゼノビオス トラケシア専制公:ダヴィド長男ゼノ ドロストトゥム伯:コンスタンティノス長男アレクシオス アナトリア公:トゥグリル朝遺臣ベフルーズ・アマセイアノス アゼルバイジャン公:カラ・コペル長男ビュレンド
率直に言おう。
皇帝という職務はとても忙しく、
時として5つ、6つの州しか巡回できないこともある。
そこで私はこの者たちに余分の土地を与え、
彼らは私に信頼を与える。
与えあうこと。すなわち、愛だ。
ローマ市民よ。私の言葉を覚えていてほしい。
愛はすべてを解決する。
(大歓呼)
1442年6月、アドリアノスの評価急回復
おはよう、美しきビュザンティオン!
家族について話をしたい。
家族は素敵だ。家族はすばらしい。
パレオロゴスの家中には争いなどない。
そうだ。初めからなかったのだよ。
扇動者の流言を信じる必要はない。
暗殺の応酬に巻き込まれたロマン・バサラブ
ローマ市民よ。
ロマン・バサラブ将軍の死は帝国にとっても、
そして私にとっても大きな損失だった。
やさしの君 テオファノ・パレオロギナ テオドロス3世とトゥラ・コペルの娘でロマン・バサラブ妻
夫を失った我が妹は毎日嘆き悲しんだ。
私は決意した。
テオファノを幸せにできる若者を見つけよう。
そうだ。すぐ近くにいるではないか。
すばらしい若者が。
ドロストトゥム伯アレクシオス・パレオロゴス 諸侯の支持あついコンスタンティノス11世長子 将来のブルガリア=セルビア王ながら、伯位しか与えられなかった
私がアレクシオスを冷遇していると言う人々がいる。
とんでもない。
我々の間には何のいさかいも、気づまりも、遠慮もない。
むしろ信頼で満ちている。
さもなくば、こんなことが起きるだろうか?
なんとアレクシオスのほうからテオファノを望んできた
おめでとう若者たちよ。
これがパレオロゴスの、そして家族の力だ!
(大歓呼)
皇帝アドリアノスから、美しき帝都に挨拶を送る。
今日はさらに喜ばしい知らせがある。
帝国の名門コペル家のギュネス姫だ。
勇猛なるカラ・コペル将軍の娘御で、
アゼルバイジャン公ビュレンド・コペルの姉上にあたる。
心やさしき、聡明な姫君だ。
ビュザンティオンよ。いま、明らかにしよう。
わが子マヌエルをテサロニケ専制公とし、
ギュネス・コペルを娶ることを許す!
テサロニケ専制公マヌエル・パレオロゴス 帝都での学業を終えるとすぐに領地を与えられた
ギュネスはアレクシオス妃テオファノの良き友人だ。
だからマヌエルとアレクシオスも良い友人になると確信している。
再び、おめでとう若者たちよ。
祝杯だ。歌おう。家族はすばらしい!
(大歓呼)
やあ親愛なるローマの人民よ!
すこし話をしよう。
エジプトで謀殺されたニケフォロスの子キリル
コリントのド=ジョワンヴィル家がまた騒ぎを起こしたことは
すでに聞き及んでいると思う。
彼らはテオドロス・パレオロゴスからモレアス専制公位を奪い、
まるでそれが正統な権利であるかのように振る舞おうとした。
もちろんそんなことは許されない。
そうだ。ローマ市民よ。正義がおこなわれるべきだ。
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1443年8月14日、コリント制圧
私は正義をおこなった。
ド=ジョワンヴィルの旧領アテネとコリントをマヌエルに与え、
モレアス専制公位をあわせて任じた。
これによりマヌエルの領地は6州を数え、わが第一継承者となった。
アドリアノスは少ない直轄地数に縛られながらも 息子マヌエルを次期皇帝に指名することに成功した
こういう事を言う人がいる。
アドリアノスはアレクシオスを皇帝の座から遠ざけ、
自分の子供を皇帝にするため暗躍したのだ、と。
そう固く信じ込んでいる人々がいる。
間違いだ。
実に、愚かしい間違いだ。
私は確かにマヌエルに多くの領地を任せた。
だがそれはロマニアの安定を何より重視したからにすぎない。
マヌエルが帝位第一継承者となったのは、単なる結果だ。
1443年8月の帝国 マヌエルは帝国を相続し、 アレクシオスはセルビアとブルガリアを相続する
想像してほしい。
ドナウの岸辺をアレクシオスが守り、
東方の山々をマヌエルが守る未来を。
二人のパレオロゴスがともに肩を支え合う、未来の帝国を。
それは本当の意味での、家だ。
(大歓呼)
親愛なるビュザンティオンよ、そろそろお別れだ。
まだ帝国の復興は終わっていない。
やるべき仕事が大量にある。
私はローマ皇帝として、すべての人が
ふさわしいものを得るまで決して手を休めない。
ではまた会おう。
皇帝アドリアノス・パレオロゴスから、さようなら。
1444年12月 アドリアノス・パレオロゴス死亡
選挙法継承によりテサロニケ専制公マヌエルが即位