ルーシ年代記

キエフ公グリゴリィの治世

 グリゴリィ閣下の父であるキエフ伯ヤロポルク様はキエフ公イズヤスラフ様の
次男である。先代スヴャトポルク閣下の兄にあたられる。スヴャトポルク閣下には
1107年当時嗣子がなく,ヤロポルク様は推定後継者に擬せられていた。
 しかしその翌年ヤロポルク様が急死され,またスヴャトポルク閣下も1110年の春,
身罷られた。閣下の跡を継がれたのはヤロポルク様の死後キエフ伯を継承された
グリゴリィ閣下である。

 キエフ公爵家とキエフ伯爵家が統合され,政府は先代の本拠テレボウリからキエフ
へと遷された。


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